現実以上。PCいらずで楽しめるVRヘッドセット「Oculus Quest 2」の魅力

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現実を超えた未来型バーチャル空間がすくそこに。

Facebook(Oculus)は10月13日、新型VRデバイス「Oculus Quest 2」を発売した。

同社は過去に初代モデルを発売しており、スマホやPCいらずの「一体型」として人気を博した。

今回の新モデルは「一体型」を維持し、更に小型軽量化が進んで使いやすくなった。

また、解像度が1.5倍向上し、コントローラーも進化。

この端末一つでVRゲームや動画鑑賞に加え、遠方に人たちとバーチャル空間での会話も可能。

今回はこの新型「Oculus Quest 2」を紹介するとともに、過去のモデルとの違いについて比較していきたいと思う。

そもそもVRデバイスは何ができる?

VRデバイスとは、バーチャルの世界でゲームや動画鑑賞を楽しむデバイスのこと。

ソニーから発売された PlayStation VRなどが、有名なVRデバイスではないだろうか。

これまではゲームを中心に展開してきたが、最近ではビジネス分野での利用も広がっている。

VRデバイスで出来ること

  • ゲーム、ライブやコンサートなどの動画視聴
  • 医療への活用
  • 教育分野
  • 新しい観光の形

年々、そのクオリティは向上しており、VRの世界で生活出来る日も近いとされている。

今回紹介する「Oculus Quest 2」は主にゲームや映像を楽しむことがメインのデバイス。

アバターを使って、現実では遠方にいる人との会話なども可能であり、正に近未来的デバイスだ。

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「Oculus Quest 2」は何が新しくなったのか?

2019年に発売された旧型モデル「Oculus Quest 」は一体型VRデバイスとして非常に人気を集めた。

しかし、この新モデル「Oculus Quest 2」は更に画期的な進化を遂げている。

簡単に改良された点をまとめておこう。

  • 解像度が1.5倍に進化
  • 10%の軽量化に成功
  • コントローラーの充電持ちが4倍以上に

各項目に分けて、詳細を見ていきたいと思う。

解像度が1832 x 1920pxに対応、まるで現実世界

「Quest 2」は、液晶ディスプレイの解像度が、片目1,832×1,920pxに向上。

初代モデルは1,440✕1,600pxの解像度だったため、比較すると約1.5倍の改良となった。

これにより解像度は両目で見るとほぼ4K画質に近づき、まるで現実世界のような映像を実現。

また、これまでVRデバイスで課題であったスクリーンドア効果も軽減されている。

スクリーンドア効果とは、液晶画面に顔を近づけるとピクセル間のスペースが網目状に見えてしまう現象のこと。

「Quest 2」ではこの現象が著しく改善され、CG感のない映像を楽しめる。

加えて今月16日には、システムソフトウェアが90Hzで動作するアップデートが実施された。

これにより更に滑らかな映像が楽しめ、これまで初心者に多かったVR酔いを防いでくれる。

ただ、現状は90Hzに対応しているアプリが7つのみと少ないので、今後に期待だ。

10%の軽量化で快適な装着感

初代「Quest 」は571gと、長時間使用すると目の下あたりが圧迫されてしまっていた。

しかし、新モデルでは503gとなり約10%の軽量化に成功。

数値だけ見ると10%は大きい変化には見えないが、装着するとかなりの違いが感じられる。

実際に「Quest 2 」をプレイした人は解像度や滑らかさより、重さの違いによって初代にはもう戻れないという声が多い。

PlayStation VRが610gであることを考えると、かなりの負担が軽減されていることがわかるだろう。

重量が軽い分、装着ポジションがズレにくいので、激しい動きでも安定する点も魅力だ。

また、別売りのEliteストラップと併用することで、更なる快適な装着感が味わえる。


Quest 2 Eliteストラップ

コントローラーの進化

Quest 2」ではゲームをする上でこだわる人が多い、コントローラーも進化した。

まず特筆すべきコントローラー進化の一つは、その充電持ちの良さである。

これまでの初代「Quest 」も長持ちしていた部類ではあったが、今モデルは格が違う。

数値で表すと電池の持ちは4倍長持ちになっており、数日使用しても充電が全く減らない。

2週間毎日使用してようやく20%になったという声もあり、体感では4倍以上の向上がされている。

また、コントローラーの形状もより持ちやすいデザインに変更された。

具体的には、親指置き場の導入や、握り部分が若干長くなっており、手の大きな人でも快適に使用可能になった。

その他機能・価格

他にもストラップの柔軟化や、カラーのシンプル化など、ユーザーの快適性を意識した改善が多くされている。

気になる価格だが、64GBモデルが37,100円、256GBモデルが49,200円となっている。

*どちらも税込価格

初代「Quest 」の販売価格が4万9800円(64GB)であったことを考えると、大幅な値下げがされた。

解像度の向上や軽量化、コントローラーの進化などがありながらこの価格は、非常にコスパが良い。

VR初心者の方にも安心してお勧めできるクオリティと価格ではないだろか。


Oculus Quest 2—完全ワイヤレスのオールインワンVRヘッドセット—64GB

 

まとめ

いかがだったろうか。

「Oculus Quest 2」は最先端のVRデバイスとして様々な進化を遂げた。

特に“史上最高の解像度”と呼ばれるディスプレイは圧巻であり、正に近未来を体感できる。

スペック・価格ともに優れており、誰にでもおすすめできる製品だ。

新型コロナウイルスの影響でなかなか外で遊ぶことが出来ない今だからこそ、バーチャル空間でリアルな世界を味わってみてはいかがだろうか。

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