近年ワイヤレス充電対応のデバイスが増えたことにより多種多様なワイヤレス充電器が発売されています。
現在発売されているApple製品もワイヤレス充電の物が増えてきており、Apple純正ワイヤレス充電マットAirPowerの発売が期待されましたが、複数のApple製品を同時に充電可能なワイヤレス充電器の販売が開始された。事実上の「AirPower」の代替ということになる。
これはmophieの「3-in-1 wireless charging pad」で、iPhoneとApple Watch、さらにAirPodsの3つを同時に、ワイヤレスで充電できる製品。Apple限定で販売されるこの製品、かつて発売が予告されながら、2019年3月に開発中止が発表された同社純正のワイヤレス充電器「AirPower」とよく似たスペック。
さて実際数ある中からベストな充電器を選び出すのはなかなか難しいかもしれません。私もiPhone X発売当日に購入時にAmazonでワイヤレス充電器を購入しましたが、失敗しました。
今回はこの失敗から、ワイヤレス充電器を選ぶ際に何に重点をおいて購入すればいいのか?
そして私からのおすすめのワイヤレス充電器を紹介したいと思います。
ワイヤレス充電器のタイプとその特徴
ワイヤレス充電器は大きく分けてスタンド型とパッド型の2つタイプがあります。
スタンド型とはスマホと立てて使うタイプの充電器です。
メリット
仕事机などにワイヤレス充電器を設置する場合には、スマートフォンを立てかけるようにして使うスタンドタイプがおすすめ。スマートフォンの画面が自然な角度で視界に入るので扱いやすく、顔認証などを採用する機種では、いちいちスマートフォンを持ち上げることなくロックを解除できる。充電しながら動画を見たり、webチェックなど同時に何かしながら使うことができます。
デメリット
コイルの位置を合わせづらいという特徴もあるので、使用するスマートフォンが対応しているのかどうか、購入前に確認する必要がある。
厚いスマートフォンケースを付けたままだとバッテリー充電ができないことがある。
また、横向きで動画を再生しながらワイヤレス充電を行いたい場合には、横向き使用もサポートした製品を選びたい。
パッド型とは高さのないドリンクのコースターのようなタイプです。
スタンド型と違い何かしながら使うことは出来ませんが、置き場所を選ばないコンパクトで持ち運びにもかさばらないなどのメリットがあります。
コイルが1つしかないため、位置がズレがちなのが難点。特に着信時、バイブの振動によりスマートフォンがズレてしまい、充電されなかったということもあります。
さらに、着信通知を上から覗き込む必要があるため少々不便と感じる方も。
スマートフォンを充電するために使用するよりも、ワイヤレスイヤホンの充電器を充電するために使用するのがおすすめです。
後悔しない選び方。3つの重要なポイント
1. 発熱するかどうか?
ワイヤレス充電機の購入レビューで多い問題の1つが発熱です。バッテリーの寿命と発熱は関係しており、基本的にバッテリーの温度が約45以上になると劣化していきます。ひどいものでは充電後スマホが熱を持ちすぎて、ポケットなどに入れていて低温やけどしたなんてこと起き兼ねません。
Amazonを参考に製品を見て回ると発熱に関する保証をうたっているところもありますが、レビューでは真逆のことが書いてあったりと購入の際は気をつけなければなりません。
2.充電速度はどのくらいなのか?
充電速度は重要なポイントですよね。発売当初は有線の普通の充電器と比べて充電速度がかなり遅かったのですが、現在は高速充電可能な製品も増えてきています。表示されているW(ワット)数で充電速度を見分けることができます。
電力のワット数には5W、7.5W、10W、15Wといった種類があり、この数値が高くなれば高くなるほど充電時間は短くなります。高速充電する場合は7.5Wのものを選ぶのがおすすめ。
注意したいのは、スマートフォンがどの出力に対応しているかをチェックすることです。Androidは5Wや10W、15Wに対応している機種があるものの、iPhoneは5Wと7.5Wにしか対応していません。
ワイヤレス充電器が「5W対応」や「15W対応」などと表記されていた場合、スマートフォン自体が7.5Wに対応していなければ結局5Wの出力になります。必ずしもワット数が大きければ良いというわけではありません。
3.ちゃんと充電できているのか?
ワイヤレス充電あるあるかもしれませんが、寝る前に充電するために充電器にセットしておいたのに朝起きて充電できてない?なんてことがあります。これは充電器の形状や内部構造の違いによるもので、内蔵されているコイルの配置などによっては充電できる位置が決まります。
充電パッドの充電できる位置ができるだけ広くカバーしているものを選ぶことが重要です。
スタンド型おすすめする3つの理由
私が初めて購入したワイヤレス充電器はパッド型でしたが、使用していく中で残念だなと思う所が多々ありました。そこでスタンド型をオススメする理由をパッド型と比べてみました。
1. 充電だけでなくスマホ操作も行える
繰り返しになりますがパッド型と違い、スタンド型はスマホ操作を同時に行えます。特にデスク作業が多い私にとってスマホを確認しながら作業できるのはありがたいです。またスタンド型はベッドの上に置きにくいという人もいますが、ベッドの上に置くならそもそも有線でいいのでは?と個人的に思ってしまいます。
2. 充電されてないなんてことが起きにくい
パッド型はスマホの置き場所を選び、置く位置によって充電されてないなんてことがよく起きていました。製品にもよりますが中央にスマホを配置しないと反応せず充電できません。また充電中にスマホに触れてしまったのか、位置がずれてしまい充電できていないなんてこともありました(グリップのついた物も最近は発売されているらいいです)。
3. そもそも持ち運びなんてしない
パッド型はコンパクトを売りにしていますが、そもそも昔から充電器を外へ持ち歩いたことがありません。みなさんもそうだと思うのでうが、外出の際バッテリーを気にする方でしたら、持ち運び用のモバイルバッテリーを使うはずではないでしょうか。最近ではワイヤレス充電対応のスターバックスなど対応店舗も増えてきているので、なお必要ないと思っています。
羽田空港に新オープンのスターバックス。カウンター席にワイヤレス充電器を導入。
オススメのスタンド型ワイヤレス充電器
Anker PowerWave 7.5 Stand
私がおすすめするワイヤレス充電器はAnker PowerWave 7.5 Standになります。
スタンド型でレビューの評価が高いAmazon充電製品ブランド第1位の定評のある充電器です。
主な特徴
- 出力最大10W急速充電モデル
- iPhone、Galaxyその他Qi対応機種対応
- 縦向き、横向き関係なく充電可能
- 5mm以下の厚さのケースであれば充電できる
- 過充電保護、異物検知機能
- 発熱を抑える
とにかく早い充電速度!
1番注目すべきは充電速度です!iPhoneで最大7.5W、Samusung製品で最大10wの高出力で充電することが可能です。
具体的な充電時間は記載されていませんが、Appleが大好きなんだよさんのYoutube動画では、iPhoneXフル充電にかかった時間は2時間58分とワイヤレス充電器もここまできたかと驚かされれる速さでした。
その他機能も充実
本充電器は先ほど問題視していた発熱を抑える技術が導入され、また過充電保護もついているのでバッテリー寿命への影響を抑えることができます。スタンドタイプなので充電されていないなんて心配もいらないので現在販売されているワイヤレス充電器の中でも良品であると思います。
気になる価格は?
Amazon価格で2,799円
しかし18ヶ月保証がついており、品質サポート体制もありますので1年6ヶ月安心して使えると考えると安いと思えるかもしれません。
少しでも価格を抑えたい方は、
最大出力は5Wと少し落ちていますが、こちらも先ほどの商品同様出力レベル以外同じ機能が搭載されています。
Line Friends(ラインフレンズ) / ジャングルブラウンワイヤレス充電スタンド
立体的なブラウンが顔を覗かせる愛らしいデザインのワイヤレス充電器。iPhoneでは7.5Wの出力に対応しており、Samsungのスマートフォンでは10Wの出力に対応
アルミニウムを使用
充電パッド部分にはシリコン素材を使用することで充電中もズレる心配がありません。
まとめ
スタンド型をオススメする理由
1. 充電だけでなくスマホ操作も行える
2. 充電されてないなんてことが起きにくい
3. 持ち運びなんてしないので、パッド型を使うメリットが少ない
私のオススメ「Anker PowerWave 7.5 Stand」
- 出力最大10W急速充電モデル
- iPhone、Galaxyその他Qi対応機種対応
- 縦向き、横向き関係なく充電可能
- 5mm以下の厚さのケースであれば充電できる
- 過充電保護、異物検知機能
- 発熱を抑える
数あるワイヤレス充電器の中で良いものを見つけ出すのはなかなか難しいです。今回の記事が少しでもお役に立てば嬉しいです。
パッド型を否定している訳ではないですし、個人的には今後発売されるであろうApple純正ワイヤレス充電マットAirPowerに大きな期待を寄せています。特に複数のデバイスを乗せられるは魅力的です。
また良いワイヤレス充電器を見つけたら随時更新していきます!