2019年5月22日にGoogleのアルゴリズムが代わり、検索順位の変動にメディアに関わる人が驚いた。
それまで有効とされていたSEOが通じないようになり、新しいメソッドを分析し解析しなければならなくなった。
私もブロガーとしてSEOを気にしない訳ではないし、ある程度は頭に入れている。
しかしトレンド系を完全に追って書いている訳ではなく、自分達が良いと思ったものだけを書くようにしているので、そこまで意識はしていない。
ただ少なくとも目を通しておいて損はないと思い、日々時間があれば情報を集めることはしている。
そんな中とても興味深いYoutubeを見つけた。
Ahrefsが公表している2019年のSEO対策についての動画だ。
非常に役立ちそうな情報ではあるが、英語バージョンしかないのが残念。
そこで今回は本動画を参考に『2019年 SEO対策に必要な7か条』について噛み砕きながら簡単に紹介していきたいと思う。
見ていただければわかるが、調査を含む信用性の高い動画だ。
鵜呑みにしすぎるのは問題があるが、今後に少しでも役立てば嬉しい。
目次
最新版SEO対策に必要な7か条
1. モバイルバージョンも最適化する
2018年末にGoogleが公式で発表している情報によると、モバイル優先でインデックスしランク付けをするとのこと。
インデックスとはGoogleがページ認識し、データーベース化することであり、インデックスされなければ検索ヒットされにくくなる。
つまりWebサイト作りではモバイルの最適化が必須。
具体的にはサイト構築や記事の見やすさなどを改善し、PCからだけでなくスマホからでもメディアを作り込まなければならない。
最近ではレスポンシブ対応しているWordpressなども多く存在するので、そこまで難しい話ではない。
2. トピカルリサーチから始める
『Topical research』はキーワード検索を盛り込むという意味とは少しニュアンスが違う。
Topicalは日本語に訳すと「話題の、主題、題目」。
キーワード選定の重要性もあるが、そのボリュームも大事ということ。
動画の調査結果にもあるが、トップランキングに上がってくる記事は1,000近く、またはそれ以上のキーワードがページの中で使用されている。
GoogleはWeb上に存在する記事が、その他の記事と同じトピックなのかどうかを判断するアルゴリズムが組み込まれている。
つまりその競合のなかでさらに上にいくには、ある程度の幅を持たせていくことが重要。
そのための具体的な方法は「Site exploer」などで、サイトのトラフィックとトップキーワード、ボリュームを比較し、人気の記事のサイズ感を把握する。
3. 何かに特化したサイト作りを心がける
例題からお話すると「庭に小屋を作るには?」というトピックがあったとする。
でも実際は小屋を作る上での方法と、設計図の書き方など、1つのトピックに対し広がりがある。
どちらも小屋を作るという点では同じだが、正確に言えば異なるコンテンツになる。
Webサイト作りも同じで、GoogleはどのWebサイトがより信頼のあるニッチなサイトかを認識することができる。
つまりあるキーワードを検索した時点でのトップ5に上がるような記事のWebサイトは、いろんなことに関して幅広く書いてるようなサイトよりも、一定のカテゴリーにこだわった記事の方が評価されやすいということ。
ではそのためには何を気をつければいいのか。下記2点に注目したい。
- 関連性のある記事やリンクで構成する。
- トップキーワードに対して、繋がりのあるサブキーワードを組み込む。
①に関して言えば、例えば「ウイルスソフトウェア」に特化したサイトがあれば、その関連記事は必然的にNortonやPCマガジン、その他関連したリンクがくる方が好ましい。
②は、「コーヒー豆」という題目の元記事を書いた場合、サブリンクは「コーヒー豆ベスト」や「コーヒー豆の種類」というキーワードを盛り込むことが大事。
4. ユーザの検索の意図を読み取る
今回の7カ条の中でも重要度が高いかもしれない「ユーザー心理を組み込む」ということ。
具体的にはユーザーはどんな意図で検索しているのかを考えること。
「何か答えが欲しいのか」、「何か買いたいのか」、「専門的な内容を知りたいのか」などユーザによってその意図は違う。
Googleの仕事はそんなユーザが見たい記事をトップに持ってきてあげること。
よっていくらキーワードを組み込んだり、詳細が書かれたた専門性の高い記事であろうと上記を考慮しなければ意味がない。
どうすれば読み取れるのか、一番簡単な方法はGoogle検索でヒットしたキーワードから探る方法。
もっと具体的な方法としては下記の「3つの”C”」がある。
- Content type
- Content format
- Content angle
①はコンテンツの種類がどこに属するかを明確に決定することが大切。
具体的には、ブログ、商品紹介、ランディングページなどそれぞれ記事のタイプは違う。
①でタイプが決まれば、②に移行する。コンテンツのフォーマットでそのタイプの違いを表現する。
例えば、ブログであれば「ハウツー方式」、「ステップバイステップ」、「リスト方式(ランキング)」、「個人的意見を述べていく」など、ブログらしいフォーマットがある。
つまりAmazonの商品紹介ページがブログみたいに意見をひたすら述べるようなサイトだったら、SEO的には完全にアウトだなとなんとなく想像できるのはないだろうか。
③は冒頭にも述べて、なぜユーザは検索し、あなたの記事を読むのかを考えてあげるということ。
5. 常に記事を最新の状態で保つ
Googleのシステムの中にはその記事が最新かどうか判断するファクターがある。
検索してもらうとわかると思うが、基本的にトップランキングを占める記事に古い記事は上がりにくくなっている。
それは動画の中で古い記事を改めて更新したことにより、Googleランキングが向上したという結果からもわかる。
ではどういった記事を更新すべき状態なのだろうか。
- 記事が6〜12ヶ月より古い記事であるかどうか
- トップランキングに入っている記事に対して、まだリンクしているかどうか
- ユーザ心理を組み込んでいるか
- その記事に対するサイトアクセス数は減少していいないか
①と④に関しては簡単に確認できるし、時間も要しない。
しかし②、③に関しては常にトレンドを追う必要がある。
骨の折れる作業だが、少しでもランキングをキープするには必要なことだ。
6. リンク性を意識する
記事を記載する上でその他のリンクを参照することはよくあるだろう。
その中で関係のないものを参考文献として記載していれば、その分Googleの評価も低くなる。
大切なのはWebサイトのコンテンツと関連性の高いリンクを使用すること。
例えばガジェット系のブロガーが「ベストヘッドフォン」を題目とした記事を書く際に、BOSEのリンクを参照するのは問題ない。
しかし旅ブロガーが旅行先でBOSEを購入したとして引き合いに出すのとは訳が違う。
また検索エンジンはリンクされた大元のホームページはどのようなホームページか評価する。
具体的にはリンクジュースと呼ばれるが、例えばあなたのサイトをその他多くの人が参照してくれれば、その分あなたの評価は上がるというもの。逆も然りで、あなたがその他のサイトを参照すればその他のサイトの評価が上がる。
よって外部サイトにも評価されるような記事を書くことができればいいのだが、そんなに簡単なものではない。
7. Youtube SEO
これはみなさん何度か目にすることがあると思うが、Google検索をした時にYoutubeの動画がトップに来ることがないだろうか。
Youtubeの閲覧数や登録数の増加に伴い、記事だけでなく動画コンテンツも同様に評価されるようになった。
Youtubeを始めるのは、人によっては難しいかもしれないが考えてみてもいいかもしれない。
まとめ
- モバイルバージョンの最適化
- トピカルリサーチから始める
- 特化したサイト作り
- ユーザの検索意図を探る
- サイト/記事を常に最新の状態で保つ
- リンク性を意識する
- Youtube SEO
いかがだっただろうか。少しはお役に立てば嬉しい。
あくまで海外のYoutuberの方からの情報ではあるが、私が紹介した各項目のほとんどが調査結果によるものである。
最近はGoogleのSEOに関するアップデートも頻繁なので、ついていくのは大変かもしれない。
しかし全てを考慮するのは難しいかもしれないが、少しでも頭の隅にいれておけば、いつか役立つ時が来るかもしれない。