以前の記事で「最高に格好いいG-SHOCK」を紹介した。
以前紹介したG-SHOCKは、スクリューバックを採用した初代モデルに「DAMUE(ダミュー)」という、銀純度92.5%のシルバーパーツで大胆に換装したカスタマイズG-SHOCKである。経年変化を楽しみたい方や、他の人とあまり被らない”こだわり”のG-SHOCKを求めている方におすすめである。
今回紹介するG-SHOCKは、カスタマイズいらずでG-SHOCKシリーズの原点ともいえる初号機「DW-5000C」のフルメタル化した逸品である。
商品のデザイン、機能性を徹底解析したいと思う。
目次
元モデル「DW-5000C」とは?
G-SHOCKシリーズの原点ともいえる初号機「DW-5000C」
G-SHOCKの初号機「DW-5000C」が発売されたのは1983年。落としても壊れない時計を つくるという開発者の熱き信念。当時の常識を覆す、 無謀ともいえる挑戦からメカ屋好みの耐衝撃時計として市場へ。
発売当時から現在に至るまで、幅広い年代まで愛され続けるこの最高傑作品は、”G-SHOCK”をいつまでも使い続けたいというお客様の熱いご要望に応えるべく、”G-SHOCK”の象徴ともいえるスクエアデザインを生み出した初代モデル「DW-5000C」(1983年発売)と、そのデザインを引き継いだロングセラーモデル5600シリーズの第一弾「DW-5600C」(1987年発売)を対象に、つい先日まで、期間限定でベゼル、バンド、電池を交換するサービスを実施していた。(このサービスは現在終了している)
36年の時を経て実装されたフルメタルモデル
2018年、初代モデルDW-5000Cの発売から35年の時を経て、「外装の進化」「構造の進化」「モジュールの進化」をコンセプトに、ケースのフルメタル化を実現し、Connectedエンジンを搭載したGMW-B5000からモデルが登場した。
まずはこちらの動画を見ていただいたい。
まずは、デザインから紹介したいと思う。
スクエアデザイン
表面は原点へのリスペクトを感じさせるシンプルなスクエアカットをフルメタルで再現。
裏面は、最近のスピードモデルで馴染みある、蓋をそのまま閉じ込めた、スクリューバックを採用。そして「MADE IN JAPAN」の文字が刻まれている。
メタルバンド
DW-5000Cのバンドは、樹脂で作られている。樹脂は経年変化により加水分解を起こしてしまい、ボロボロになりやすい。残念ながら素材の性質上、避けられないものであった。
今回はフルメタル化ということで、バンドもボディー同様のメタル化されている。また、バンド接続部を3本足構造とし、連結パイプに加わる衝撃を分散。また、メタル製のバンドピースにディンプル加工を施し、初号機の樹脂バンドデザインを継承した。
次に機能性を紹介したいと思う。
『GMW-B5000D』は元々機能面は充実しており、本シリーズはさらにテクノロジーを追加したイメージに近い。
大容量のフィルムソーラーパネル+STN液晶
多彩な機能を安定駆動することが可能な大容量のタフソーラーを搭載。これで電池切れの心配は必要なし。
液晶はSTN方式が用いられている。人世代前のガラケーで使われていた方式である。従来のSTN液晶は視野角が狭いという弱点があったが、本製品は広視野角のSTN液晶を採用することで、斜めからでもはっきり見える。
高輝度なフルオートLEDバックライト (スーパーイルミネーター)
高輝度なフルオートLEDバックライト機能を搭載している。従来製品と比較しているこちらの動画を見ていただきたい。
BluetoothⓇ搭載電波ソーラー
最大の特徴は、初代モデルのデザインとサイズに留めながらBluetoothアンテナを搭載していること。世界6局(日本2局、中国、アメリカ、イギリス、ドイツ)の標準電波を受信して時刻を自動修正する「マルチバンド6」を採用している。
スマートフォンとのリンク ここがスゴい!
本モデルはBluetoothも搭載しスマートフォンとのリンクにも対応。世界約300もの都市とオリジナルポイントのワールドタイム設定が手軽に行えるのだから、日常使いはもちろん、頻繁に海外へ渡航する人にとっても便利である。
以下に、スマートフォンとのリンクしてできることを動画で紹介する。
スマホ連携による時刻修正
リマインダー機能
ワールドタイム都市の登録
まとめ
原点ともいえる初号機「DW-5000C」のフルメタル化した逸品を紹介した。
本製品のイメージは『GMW-B5000D』は元々機能面を残しつつ、さらに便利なテクノロジー機能を追加したイメージに近い。
時計もIoTが進んでいる時代でApple watchやsmart watchが流行っているが、これほどメタリックでビジネスウォッチに近い時計は他にないだろう。