とりあえず書くことにこだわりたい。
ブログを初めて3ヶ月近く経とうとしているが、おかげさまでフリーランスとして少しずつ働き方を変えることが出来ている。
まだまだ十分とは言い難いが、電車に乗らないワークスタイルは嬉しい。
さて、ブログだけでなく、その他行なっている事業においても、文章を書き出す機会は増えてきた。
会議やセミナーなどでメモを取ることもあれば、お客様とお会いした時、議事録を残しながら商談を進めることだってある。
そんな中ノートパソコンを持ち歩くのは少し面倒臭い。ちょっとした時に持ち歩けるようなデバイスはないかと探していた。
前回iPadの活用についてその点少し説明したが、
今回は書くことにこだわった「ポメラ」という商品を紹介したいと思う。
ポメラとは
2008年に文具メーカ「キングジム」から発売されたテキスト入力専用ツール『ポメラ』。
2008年といえばiPhone 3Gが発売された年で、ネットやSNSなどが勢いづいた年でもあった。
そんな中、文章を書くということに着目した、ある意味ステレオにこだわったポメラが予想を超えるヒット商品となった。
10年経った今でも、アップデートはされているもののコンセプトの変わらないツールとして販売されている。
特に私がいいなと思う点は、そのデザイン性にある。
現在は見かける事も少なくなったが、どこか電子辞書らしい素朴で主張の少ないコンパクトにまとまった感じがたまらない。
ポメラ『DM200』
ポメラの中でも人気のシリーズは『DM200』。
主な特徴は
- 7インチワイド画面TFT液晶(バックライト搭載)
- サイズ:263 x 120 x 18mm
- 重量:580g
- バッテリー:フル充電で約18時間使用可能
- 搭載辞書「角川類語新辞典.S」「明鏡国語辞典MX」「ジーニアス英和辞典MX」「ジーニアス和英辞典MX」
ポメラの中には電子ペーパーを採用した目に疲れにくいしデュスプレイを使用しているが、
『DM200』も長時間使用しても問題ないようになっている。
特に文字を白黒反転させる機能が備わっているので、よりライトの明るさを感じる事なく作業する事が可能だ。
ポメラの本体にデータを保存する事も可能だが他デバイスに共有する事もできる。
「ポメラSync」を使用することにより、Mac OSやiOSのメモと同期することができる。
またテキストファイルをQRコードに変換し、専用のアプリで読み取ることでデータを転送する事もできる。
書き込み専用デバイスだからこそ、キーボードにはこだわりたい。
『ポメラ DM200』のキーボードはノートパソコンに近いキーピッチ17mmを採用。
V字ギアリング構造になっており、垂直・水平・回転方向ともガタつきの少ないタッチ感。
現在に人気があるのはポメラ『DM200』と『DM30』
『DM30』シリーズも人気があるのだが、私はDM200の方が利点が多いと思う。
特に長所としては、折りたたみでよりコンパクトに収納できるという点。
加えて、デュスプレイに電子ペーパーが導入されているので、長時間使用してもより疲れにくくなっている。
(画面イメージとしてKindleと同じ感覚。紙媒体を読んでいるかのようなディスプレイ)
一方で残念な点は
- Bluethooth機能がないので、データ転送はQRコードを発行するかSDから直接引き出す方法しかない
- 乾電池2本で約20時間使用できるが、電池交換するのは面倒
この2点を考慮してかつ、コンパクトでより疲れにくいデバイスがいいという方にはいいかもしれない。
どんなシチュエーションで役立つのか?
「書くことにこだわったガジェット」。
ミニマリストには心擽られるガジェットだ。
ブロガーにとっては、ネットからの検索なども行うため、流石にこれ1台で活動していくは難しいかもしれない。
ただ冒頭にもお話したように、会議や打ち合わせ、セミナーなどの講演などでメモをとるデバイスと使用できる。
私も現在はどこに行くにもノートパソコンを持ち歩いているが、結局必要なく使わないなんて事も多い。
オススメの使い方は、スマホとポメラの2代で持ち歩くこと。
iPhoneと同期して使用できるので、文章を書いていくような込み入った仕事はポメラを使えばいい。
ネット検索やスケジュール確認ぐらいであれば、スマホ1台で十分機能する。
外出するときなど、出先でどのようなシチュエーションに遭遇するのかは想像しずらい。
かといって、毎回ノートパソコンを持ち歩くのもスマートではない。
ポメラを使う生活というのは、そういったモヤモヤを解消してくれる商品なのではないかと思う。