動画配信サービス「Disney +」の開始は、市場を大きく変えるか。
近年NetflixやHulu、Amazon プライム、U-NEXTなど多くの動画サービスがあり、競争も激化している傾向にある。
日本の中で特に人気なのはAmazonプライムで、日本人向けのコンテンツの多さがユーザーにも好評なようだ。
一方でNetflixに関して言えば、世界登録者数1億人を超える最大級の動画配信サービスとなっている。
しかし今回の「Disney +」の誕生により、Netflixの状況が変わる可能性がある。
これまでディズニー作品はNetflixやHuluなどで動画があげられ、登録者のみ閲覧可能といった状態であった。
今後このディズニー作品がそれらの動画配信サービスから撤退していき、「Disney +」でのみの公開となっていく意向だ。
現状はNetflixとの契約が切れていない作品も多く、アベンジャーズシリーズなどを楽しむ事が出来る。
ただ多くの作品は来年度で契約が終わるモノも多く、今後は「Disney +」でのみの公開となる可能性が高い。
実際『Disney +』はどうなの?
11月12日から正式にサービスの提供を開始した「Diney +」。
早くも1000万人が登録しており、ディズニー映画の凄さを感じさせられる結果を出している。
現在はアメリカ、カナダ、オランダの3カ国で提供されている。今後は11月19日にオーストラリアやニュージーランド、プエルトリコ。
2021年3月31日にイギリス、フランス、ドイツなどの西ヨーロッパにも拡大予定。
しかしながら日本でのサービス開始は、公式ホームページはあるものの、具体的な日程はまだ公表されていない。
サービス内容としては
- 月額6.99ドル(約760円)
- 映画約500本
- 7,500のテレビコンテンツ
- アベンジャーズやスターウォーズなどの人気作品を独占配信
もともと映画制作に携わっているディズニーだからこそ、世界的にも評価の高い映画が多くあり、他の動画配信サービスとは違う。
今後さらにサービスの中でオリジナルコンテンツが増えていけば、さらに顧客を増やせることは間違いないだろう。
ただ一方でオリジナルに力を入れているNetflixも面白い。ディズニー作品の撤退は確かに痛手かもしれないが、それでもまだ今後のNetflixの新しい動画コンテンツには楽しみにならざるを得ない。
加えて、同じ動画配信で言えば、Youtubeも有料のサービスを開始しており、ユーザーには選択が迫れれるようになってきた。
サブスクリプション型のサービスは低価格でサービスを持続的に受けれられるのは魅力的ではある。
しかし一方でここまで豊富なサービスが市場にあるとなれば、全てに対してお金を払うわけにもいかない。こういった動向から、現状のサービスの解約、乗り換えは十分にあり得るので、各サービスの戦略には今後も目が離せない。