『偽者AirPods』を使ってみた。これは買い?再現度が高い点と低い点。
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今年も1年KURASHI LABOがお世話になりました。

来年もまたガジェット系やビジネス系で役立つ商品を毎日更新していこうと思う。

さて、最後の記事は変わったものをというわけで、マレーシアのローカルのガジェットショップに訪れた。

中でも面白かったのは「偽物AirPods」が複数店舗合わせて5種類以上置いてあり、これは試すしかないと思い、その場で聞いてみた。

今回はそんな偽者AirPodsの実力をみていきたいと思う。

私が訪れた場所

最初に私が行ったガジェットショップはマレーシアのSri Petalingと呼ばれる地域で、繁華街ののBukit Bintangから車で25分移動したところにある。

ここは日本食や中華、韓国料理など様々な国のお店が並び、また美容室やガジェット系の店舗がやたら多い地域となっている。

歩いている人は若者ばかりで、大学も近くにあるので、いわゆる学生の街なのかなと感じた。

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実際にお店の中へ

店内はスマホカバーやPC周辺機器など、いわゆる付属品のオンパレードでガジェット専門感が漂っていた。

中でも人気のコーナーは「スマホフィルム」で、RM10リンギ、日本円で260円くらいでスマホフィルムが購入でき、その場で店員さんが貼り付けをしてくれる。

種類も豊富で完全透明なフィルムから、マットな物や、のぞき見防止用など自分の好みによって購入できる。

私も何度か利用しているが、この金額にしてはクオリティが高く1年くらいは十分使える。

偽者AirPodsを見つけた

レジの前にワイヤレスイヤホンコーナーがあり、なんと3種類くらい偽者のAirPodsが並んでいた。

マレーシアの面白い所は「購入してない商品を勝手に開けても怒られない所」。

最初は店員さんに開けていいか聞いていたが、どうやらどのお客さんも勝手に開けて試しているようだったので、実際何も言わず開封していても店員さんに何も言われる事なく試すことができた。

クオリティはいかに?

さて私が試した偽者AirPodsの値段の相場は大体RM30~RM80であった。日本円で780円~2000円くらいである。安い。

まず忠実に再現されてて良いんじゃないかと思った点。

  • Bluetooth接続方法が本物と同じ
  • サイズ感が似ているので、見間違いそう
  • 本体は軽量で、フィット感も悪くない
  • 曲の停止・再生や曲送り・戻しが本体タッチで操作できる
  • 複数のカラーバリエーションがある

主に操作部分に関することは、思ったよりも再現度が高くて驚いた。特に最初の接続方法に関しては、本物同様、AirPodsの充電ケースを開いた瞬間からiPhoneとの接続を開始し、同じポップアップが表示される。面白い。

本物よりも中身がスカスカなのか、とにかく軽いといった印象を受けた。フォット感もAirPodsに近い物があり、使用する上で不快感が一切なかった。

また連続再生時間は5時間と記載されており(本当かどうかはわからないが)、ある程度日常で使っていても大丈夫なバッテリーは保証されている可能性があるかもしれない。

では一方で、再現度が低い点をあげよう。

  • 音質はやはり劣る(偏りがある)
  • 音声通話をした時の遅延と、音質が悪い
  • 片方外した際の、音楽ストップ機能がない

気になったのはやはり音質だ。物にもよるが、音に偏りがあり、低音が弱かったり、中高音が弱かったりする。加えてどの商品も全体的なバランスが悪く、音が軽く、シャカシャカした印象の音。

ただすごく悪い訳ではなく、悪いが聞けないほどではない。ただ音楽を楽しむには不十分といった感じ。

また私が一番気になった点は「通話」。その場で友人と偽者AirPodsを使ってLINE通話をしてみたが

  • 遅延は約2秒
  • 相手の声は聞こえるが、自分の声が途切れて聞こえるそう
  • 全体的に音がこもって聞こえる(双方)

使用頻度にもよるが、人によってはビデオ通話やオンラインミーティングなどで使用する人もいると考えると、この点はかなり致命傷になるのではないかと考えられる。

まとめ

偽者AirPods面白い。この安さでここまで機能性を再現できているのは、ある意味すごい。

ただその反面改めて本物AirPodsのすごさを思い知る、良い機会になった。

こだわりがすごくある訳ではないが、それでもイヤホンはある程度価格に比例しており、金額を出せば、それなりに音質や機能性も担保されているに等しいのだろう。

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