iPhoneSEはあなたがスマホに求める機能を満たしているか?
2020年9月現在、iPhone12に関する様々な噂が囁かれている。中には小型モデルの噂もあり、iPhoneSEを買うかiPhone12を待つか迷っている方も多いのではないだろうか?
私も同じように迷っていたが、先日とある理由からiPhoneSEを購入し1ヶ月が経った。
今回はそのレビューと、iPhoneSE買うべきなのはどんな人か解説していく。
目次
iPhoneSEとiPhone12の比較
これまでのリーク情報を元にiPhoneSEとiPhone12のスペックを簡単にまとめた。
iPhone12シリーズは4種類のラインナップで展開される予定。iPhoneSEとの比較のため、ここでは一番小さいモデルの情報を載せてある。
iPhoneSE | iPhone12 | |
ディスプレイ | 4.7インチ液晶 | 5.4インチ有機EL |
ナイトモード | 非搭載 | 搭載 |
生体認証 | Touch ID | Face ID |
カメラの数 | 1 | 2 |
バッテリー容量 | 1,821mAh | 2,227mAh |
5G | 非対応 | 対応 |
CPU | A13 | A14 |
価格 | 49,280円 | 69,275円 |
使い勝手に大きく影響するのは
- ナイトモードの有無
- 生体認証
- バッテリーの持ち
- 5G
の4つだろう。
これらの違いに2万円の価値を感じるのであればiPhone12を待つべきと言える。
iPhoneSEを買う前に知っておきたいこと
ここまでiPhoneSEとiPhone12の違いについて解説してきた。
見ての通り基本的にスペックではiPhoneSEはiPhone12に劣る。スペック表だけを見れば多くの人はiPhone12が良いと思うだろう。
だがiPhoneSEの意義は「スマホに求めるものが少ない人に、iPhoneを安く手に入れる選択肢ができた」ことだ。
もしあなたがスマホに求めるものをiPhoneSEが満たしているならば「買い」と言える。
ここからはiPhoneSEのiPhone12と異なる点について深堀りしていく。
夜景にも比較的強い
この写真はiPhoneSEで撮影したものだ。
いかがだろうか?細部まで見るとノイズはあるものの、比較的綺麗に撮れていると思う。
iPhoneSEはナイトモード非搭載ということで、夜景撮影に関しては期待していなかった。しかし第3世代のNeural Engineを搭載したA13のおかげかiPhoneSEでも想像以上に綺麗な写真が撮れる。
ナイトモードを搭載するiPhone12であればより明るい写真が撮れるが、iPhoneSEでも十分な人は多いのではないだろうか。
マスク必須の現在においてはTouch IDが便利
Touch IDとFace ID、どちらが優れているかという議論は2017年から行われている。
それぞれメリットとデメリットがあるので一概にどちらが優れているとは言えないが、マスク必須の現在においてはTouch IDが有利。
これからあとどれくらいコロナ禍が続くか分からない現在、iPhoneSEは良い選択肢だと言える。
バッテリーの持ちは9時間〜15時間
iPhoneSEを購入するにあたって毎回話題に上がるのがバッテリー問題。
確かにバッテリー持ちは決して良くはない。最新のAndroidのように2日間充電せずに使うことは不可能だ。
これは低電力モードを使った際のiPhoneSEのバッテリー持ちだ。
マップや音楽再生などガッツリ使った日 | 9時間 |
SNSや軽いブラウジングをした日 | 15時間 |
iPhoneSEはガッツリ使えば9時間とやや心許ないが、軽く使う程度なら15時間とかなり持つ。
1日は24時間だが、その中で連続して外出しているのは何時間だろうか?
旅行やピクニックに行くとなればバッテリー持ちは重要。だがこのコロナ禍、残念ながらそのような機会も少ない。
自宅や職場にいるタイミングで充電をすればバッテリーで困ることはないといった印象だ。
iPhoneSEは置くだけ充電に対応しているので簡単に充電できる。
5Gを使うのはまだ早い
これから主流になるであろう5Gだが、今はまだ5Gに対応したサービスはほとんどない。
さらに5Gが使えるエリアは限られており、通信料金も高い。
5Gに対応したスマホを買うのは実際に5Gを使ったサービスが増え、自分が使いたいサービスが出てきてからでも遅くないのではなだろうか。
iPhone6s〜8からの乗り換えを検討している方へ
iPhoneSEを買うか迷っている方の多くはiPhone6s〜8を使っている方だろう。
私はiPhone7からiPhoneSEに乗り換えたのだが、実際に乗り換えてみて良かった点を紹介する。
- バッテリー持ちが格段に良くなった
- 動作のもたつきがなくなった
- 発熱がなくなった
- アプリが落ちなくなった
これらのメリットはA13チップによるもの。
IPhoneSEのバッテリー持ちは悪いと言われているが、それはあくまで最新のiPhone11などと比べた場合。
バッテリー容量はiPhone7よりも少ないにも関わらず、バッテリーの持ちは格段に良くなった。
またiPhone7のときは電話をしながら他のアプリを開くと頻繁にアプリが落ちたり発熱していたが、それもなくなった。
新しいiPhoneを買うとき、多くの人は新機能に目を引かれて購入するだろう。だがiPhoneSEにこれと言った新機能は無い。
私が挙げた良かった点で共通するのは動作への不満がなくなったということ。
今使っているiPhoneに機能をプラスするのではなく、マイナスな部分を補完してくれるのがiPhoneSEだ。
まとめ
一番重要なのはあなたがiPhoneのどんな機能に魅力を感じているかどうかだ。
iPhone12の魅力に2万円の価値を感じるなら12を買うべきだし、自分が求める性能をiPhoneSEが満たしているならSEを買うべきだ。
ぜひこの機会に「あなたがiPhoneに求めるもの」について考えてみて欲しい。