
iPhone SEを買うのではなく、Appleを買う。
多くのユーザ待望の新iPhone SEが発売された。
性能の高さと低価格なのが高評価を得ており、iPhone 11ユーザーの中にはiPhonse SEに乗り換えた人もいる。
iPhone SEの具体的なスペックについては多くの方がレビューしている。
ネガティブな意見の中には、デザインがiPhone 8と変わらない、どこが進化したか分からない。Androidスマホを買ったほうがいい。なんてレビューも出ている。
本サイトではスペックではなく、「なぜiPhone SEが注目を集めることが出来た理由」と「Apple製品がなぜ売れるのか」についてお話したいと思う。
正直Androidの方が安くて、性能高いのでは?
近年は新スマホブランドが参入し、性能が高く新技術を搭載したスマホを低価格で提供している企業もある。
幅広く、高画質なカメラレンズや折りたたみスマホ、完全全画面スマホなど注目度の高い商品は多くある。
iPhone SEも低価格で購入できる。しかし市場を見れば『Galaxy S10』は現在5万円以下で取引されており、性能でいえばGalaxy S10の方が高い。
それでもなぜ私達はiPhoneを購入するのだろうか。
iPhoneを買う理由は?
スマホ選びには個人それぞれ理由が異なるかもしれない。
ただ理由の1つとして「Appleはカッコいい」というシンプルな要素があるのではないだろうか。
カッコいいの基準も違うかもしれないが、私が感じるAppleの素晴らしい所は「競合はどこか?なんて考えていない」という点。
iPhone一つとっても、Appleが納得した機能と性能を組み込んだオリジナリティがある。
他に流されない独自の路線で進んでいき、他社と同じ性能でもそれは真似をしたのではなく、『Appleが考えついた先にその機能が必要だった』という事に過ぎない。
これはiPhone Xを例に上げてもわかる。全画面スマホはAppleが世界初というわけではなかった。それにも関わらず、発売当初注目されたのは”Appleが全画面を採用したから”という事。世界トップのAppleが全画面を導入するとUIはどうなるのか?本体デザインはどのように再現してくるのか?と注目が集まるわけだ。
またそのオリジナリティの高さがユーザーの会話でも『iPhoneかAndroidか』と比べられるほど、数多あるAndroidと1つのAppleブランドの対比になる程、強力なブランドイメージがある。
結局はブランディング?
ブランディングに踊らされていると思う人も中にはいるかもしれない。
確かにブランディングがユーザを惹きつけていることも大いにある。ただ大切なのはそのブランディングがどうして作られたかではないだろうか。
ブランディングが確立するまでの背景を見れば、スティーブ・ジョブスをはじめとする多くの従業員が先天性を持ったアイデアを形にしてきた歴史がある。
iPhoneのUI一つとっても、他社には無いシンプルで使いやすいデザインで、直感的操作を可能とした。スマホ本体デザインも一目見れば、Appleのスマホと分かるほど他とは逸脱している。そんなiPhoneを開発している裏には、選ばれた専門性の高い従業員が日々開発していると考えると、ここまでのブランディングを確立したのにも納得できる。
新しい新デザイン・技術を搭載したスマホが発売される中。iPhone SEの在り方も背景が見えて来るようでロマンを感じざるをえない。
デザインはiPhone 8に近いものの、あのデザインは長年ユーザーに愛されてきた実績がある。使いやすさはお墨付き。
さらにカメラ、チップ、使い勝手が向上している。価格も低く設定されていることを見ると「スマホの究極を追求した結果」ではないだろうか。
本当にユーザーにとって必要な機能は何なのか?ハイスペックであればそれでいいのか?を改めて問いた結果がiPhone SEではないか。
Appleの従業員が考えに考えた結果、発売されたiPhone SE。深く考えれば考えるほど、Galaxy S10を買う理由にはならない。
iPhone SEを買わずに何を買う?
今一度スマホの使い方を考えるいい機会かもしれない。
- 高画質・超広角・望遠カメラは必要?
- 全画面がいい?
- ディスプレイの違いは重要?
使い方によるかもしれないが、スマホに求めるスペックは限られている。
カメラで言えば、日々の生活で超広角で撮りたいシーンがどれほどあるのか。
全画面で言えば、映画やゲームを楽しむのにフルサイズである必要があるのか。
ディスプレイの違いを見分けられるのか(iPhone 8でも十分綺麗に感じる)。
iPhone SEはそんな疑問をまとめて解決してくれた製品だと私は思っている。必要最低限の機能は付いており、スペックが求められるCPUやカメラ性能は最新のモノを採用する。
スマホを買う時はノートに自分が使用する目的を書き出してみるといいかもしれない。そうすれば、多くの人がiPhone SEを買うという決断にたどり着くのではないだろうか。