カメラ好きの間で話題になっていたおすすめのソニーの「α7C」を調べてみた。
コロナの中でYouTubeなどの動画撮影を始めた方やスマートフォンで撮影していてワンランク上を求めている方におすすめ。
同社の「α7 III」と同じ性能でありながら、小型・軽量化に成功。
フルサイズミラーレスカメラとしては世界最小サイズであり、かなりコンパクトになった。
タッチ画面対応等の機能が削られ、まさにフルサイズミラーレス一眼のエントリーモデルとなった。
しかし、「α7C」には「α7 III」になかった機能もいくつか新搭載された。
そこで今回はカメラ初心者におすすめの「α7C」の公開された機能やスペックについて紹介していきたいと思う。
目次
ソニーの新作「α7C」は何が新しくなったのか?
同社の「α7 III」はコスパ最高のミラーレス一眼として高評価だったが、「α7C」も 更なる進化を遂げている。
簡単に改良された点をまとめておこう。
- 約124×71.1×59.7mm、重さは約509gに
- バリアングル液晶・瞳AFでこだわりの動画撮影
- 35mmカメラセンサーでより高画質へ
各項目に分けて、詳細を見ていきたいと思う。
世界最小サイズ・軽量化でポケットサイズに
これまでのミラーレスは一眼よりサイズや重さは軽かったが、それでも持ち運ぶのは煩わしかった。
「α7 III」ですらサイズは12.96 x 7.37 x 9.56 cm、650gと気軽に持ち運ぶことは不可能。
しかし、「α7C」はスペックはそのままに大幅な小型化、軽量化に成功。
特にサイズは約12.4×7.11×5.97cmと、まさにポケットサイズのフルサイズミラーレスになった。
「α7 III」と比べるとサイズ、重量が約2割縮小化されることで、気軽にどこにでも持ち運び可能。
加えて、マグネシウム合金を使ったモノコック構造を採用することで、小型・軽量ボディながら耐久性も安心だ。
これからソニーでフルサイズカメラを始める方にとっては「α7C」一択となるだろう。
バリアングル液晶搭載で動画撮影も簡単
特におすすめは、この「α7C」カメラとして写真の撮影ももちろんだが、動画撮影にも適している。
「α7 III」にはなかったバリアングル液晶が搭載されることで、ビデオカメラのように撮影しながら動画の確認が可能。
外部モニターいらずで、特にYouTubeなどの動画撮影を頻繁にする方には嬉しい改良点だろう。
加えて、ボディ内手ブレ補正も搭載。
初心者に起こりがちな角度ブレやシフトブレ、回転ブレを防いでくれる。
しかし、動画撮影に関しては4k30pまでしか対応してない点は注意が必要だ。
また、撮影中に瞳に焦点をあててくれる「リアルタイム瞳AF」も新搭載された。
自動で瞳にピントを合わせてくれるので、撮影に慣れていなくても簡単に美しい写真が撮影できる。
コンパクトなのに、パワフルなスペック
画素数 | 約2420万画素 |
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手振れ補正 | 光学式5軸ボディ内手振れ補正 |
連写性能 | 最高約10コマ/秒 |
S-LOG2, S-LOG3, HLG | 対応 |
動画性能 | 4K30p,フルHD120p |
カメラ自体のスペックは「α7 III」とスペックは概ね変わらない。
カメラのセンサーはプロも使う35mmフルサイズ。
これにより1画素あたりの面積が大きく、より多くの画像情報をセンサーに取り込めるため、高画質な撮影が可能だ。
特にボケ表現にこだわり、暗闇でも撮影したい方は35mmフルサイズセンサーのカメラ一択となる。
「α7C」はその35mmセンサーを搭載しながらも、コンパクトさを実現した夢のようなカメラだ。
しかし、「α7 III」にあったようなタッチ操作対応や、それぞれのボタンに機能を割り当てるカスタムボタン機能は少なくなった。
ただ、カメラとしてのスペックは申し分なく、初心者からプロまで誰にでもおすすめできるカメラであることは間違いない。
その他性能・価格・付属品・オプション
他にもRECボタンが、シャッターボタンの近くの押しやすい位置になったり、マイクとの互換性向上で音質が良くなった。
細かい点だが、サイズの縮小だけでなくユーザーの事を考えた改良がされている。
気になる価格だが、ボディ単体が約21万円。
「α7C」と相性のよい新型標準ズームレンズ「FE 28-60mm F4-5.6」が付属するレンズキットが24万円前後。
高く感じるところもあるが、このスペック・コンパクトさでこの価格は妥当かもしれない。
まとめ
いかがだったろうか。
ソニーから世界最小サイズミラーレス一眼カメラ「α7C」が発売された。
「α7 III」とほぼ同等のスペックをもちながらも、約2割のサイズ縮小・重量減はさすがだ。
加えて、リアルタイム瞳AFやバリアングル液晶が搭載された事で、初心者でも使いやすくなった。
これから、カメラを始めてみる方やソニーのカメラに移行する方には、おすすめの商品だ。
夏が終わり紅葉が美しくなる秋に変わりつつあるこの季節、美しい写真を求めてぜひ検討してみてはいかがだろうか。