【まとめ】こだわる人が『Patagonia』を愛する理由。アウトドア製品はパタゴニア
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『Patagonia』をみなさんはご存知だろうか。

 

街中でもしかすると見かけた事があるかもしれない。

カテゴリーはアウトドア用品や衣類を販売しているブランド。

 

まずは簡単にパタゴニアとは

ブランド名の由来は、創立者のイボン・シュイナードが遠征のために訪れた南米大陸最南端パタゴニア地方の厳しい環境に適したウェアを作ることから来ている。

日本、ヨーロッパに支社を置き、グローバルに事業展開をする米国アウトドア衣料品製造・販売会社。

クライミング、スキー、スノーボード、サーフィン、フライフィッシング等、機械に頼らないアウトドア・スポーツに必要な機能を兼ね備えたウェア、ラゲージ、ギアをはじめ、キッズウェアなどを自社ブランドで展開している。

 

 

 

「THE NORTH FACE」や「GREGORY」、「mont-bell」などが同じカテゴリになる。

 

さて、先日アパレルで働いている方とお話した時に、『Patagonia』が素晴らしいと何度も仰っていた。

その時は何が他と違い、良いのかなどピントはこなかったが、調査していくと、確かにこのブランドが愛される理由がある事がわかった。

ウェアのクオリティが高いのはもちろん、多くのはファンはPatagoniaの歴史やポリシーに共感していていると考えられる。

 

今回は『なぜPatagoniaは愛されるのか』についてお話したいと思う。

創業者はイヴォン・シュイナード

パタゴニアがアウトドアブランドとして確立するまでには、創業者が元々鍛冶屋のクライマーとして活動していた頃に遡る。

クライマーだったイヴォンは、クライミングの際に使用する「クロムモリブデン製のピトン」を自ら開発した。

ピトンは岩に打ち付ける登山用具の1つで、当時は一度打ち付けたらそのまま放置というのが基本だった。

そこで再利用できる頑丈な新しいピトンを開発し、仲間うちですぐに売り切れるほどの商品となった。

最初は手作りで行なっていたが、供給が間に合わなくなり、航空技師のトム・フロストとパートナーシップを組み、本格的にクライミング・ギアを開発、販売するシステムを構築し始めた。

クライマーにとってピトンは必要なアイテムである一方、クライミングの人気が高まり登山する人も増えた。それと同時にピトンを岩に打ち込んでは引き抜くことを繰り返し、岩を傷つけていく自然を破壊していることにイヴォンは気づきました

その後イヴォンはここでピトンの製造を中止することを決断する。

ここがPatagoniaの自然保護に関する取り組みの原点であり、『Patagoniaが愛される理由』の1つである。

その後はピトンの代わりに、ハンマーも必要ない、手で岩に押し込んだり引き抜いたりできるアルミのチョックを開発し、岩を守りながら登山を楽しめる商品を開発している。

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環境保護への取り組み

彼らは1970年前から、急速に自然が破壊されている事を危惧しており、商品開発だけでなく、積極的に環境保護への取り組みを行った。

最初の取り組みはパタゴニア本社のあるベンチュラの問題。

近くに建設された2つダムによって汚染された水が生物が生息する区域に流れ込み、「死んだ」川で生命をつなぎ続ける生き物がおり、状況はかなり厳しいものだった。

そこで社員が保護活動を行うべく市議会に出世行きし、研究家と共に、汚染水の影響について訴え続けた。

その結果開発計画は却下され、川を守る助成金を与えると同時、開発計画が浮上するたび阻止に徹して行動していた。

その後徐々に水質改善、流水量の増加に伴い、野生動物や魚が増えていくという結果をもたらした。

これはPatagoniaのほんの一部と取り組みで、その他自然を守るために常に行動し続ける会社なのだ。

当時からの経営理念「最高の商品を作り、環境に与える不必要な悪影響を最小限に抑える。そして、ビジネスを手段として環境危機に警鐘を鳴らし、解決に向けて実行する」という方針から、現在は「地球を救うためにビジネスを営む」という理念に変わった。

一貫して環境を第一に考え、人間が根底にすべき、地球があっての私達ということを改めて感じさせてくれる。

Patagoniaが採用する環境を考慮した製品

環境問題となりうる素材の中でも「コットン」が汚染の原因としてダントツで影響が大きいことを調査を経て見つけ出した。

現在もコットン栽培には有毒農薬が使用され、農場付近の土壌と水質汚染がかなり深刻な問題になっている。

加えて農場で働く労働者の健康被害も大きく、化学薬品の恐ろしさを感じる。

そんな状況を目の当たりにし、全てのスポーツウェアの素材にオーガニックコットン100%にするという試みを1994年秋に開始し、1996年までに着手すると謳っていた。

当時66製品、期間18ヶ月、素材手配に4ヶ月という非常に厳しい状況下野本、業者だけでなく、農家を直接訪れ、オーガニック栽培を行っている場所をあたり、徹底して無農薬にこだわった。

その後見事1996年に善んコットン製品をオーガニックに切り替える事に成功し、今でもその手法は変わらない。

リサイクル用品

 

ポリエステル製品を焼却する際にでる有害なガスは環境破壊の1つの要因である。

 

Patagoniaはペットボトルをリサイクル活用し、本来ゴミとなる物をフリースに変えた世界初の会社だ。

 

加えて製品に使用できない二流品の素材や衣類をポリエステル繊維に再生し製造。

 

廃棄物を減らし、環境と人々の健康を守るための活動も行っている。

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まとめ

Patagoniaのポリシーは製品のクオリティを除いても素晴らしいと感じさせられる。多くのファンが虜になる理由も納得できる。

世界にはいろんなブランドや製品が溢れている中、ここまで製品開発に環境問題を取り入れた会社は滅多にない。

Patagoniaという大きな会社である中で、常に先頭に立って取り組んでいくのは大変な事だろう。

特に先ほど紹介したリサイクル製品や、オーガニックコットンには、普通に開発・製造するよりもコストが掛かる。

よってPatagoniaの服は高いと言われるが、背景を見ればそれも仕方ないと思える。

私達がPatagoniaを選ぶ時、商品のクオリティやデザインを買っているだけではない。

その歴史やポリシーに共感し、少しでも環境問題を考え、改善したいと考える一人の人間として一緒に歩んでいるのかもしれない。

こちらにパタゴニアおすすめ載せているので是非ご覧ください。

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