Kindleはみなさんお持ちだろうか。
前回最新機種のKidleシリーズについて紹介した。
私も2年前にKidleを購入し今も愛用している。
ニュースや記事などで、紙媒体の本などはもう必要ないなんて事が書いてあるものがある。
しかし実際使用者の見解から、それは間違っているのではないかと思う。
KindleにはKindleの良さ。紙媒体には本ならではの良さがある。
今日はそんなKindleの正しい使い方について紹介したい。ぜひ参考にしてもらえると嬉しい。
Kindle はここがいい・ここが残念
早速Kindleを使用してみての感想を述べたいと思う。
Kindleの良い所
- 長時間読んでいても疲れない
- わからない単語などの検索が直感的
- 一台に多くの書籍を入れられる
- 電池持ちが1週間以上持つ
- 薄くて軽い
Kindleの残念な所
- 画面サイズが小さい
- 飛ばし読みがしにくい
- 書き込みが出来ない
Kindleは「本」に近づけた使用感を実現しており、ディスプレイに採用されている「e-ink」は本と比べても違和感がないくらい素晴らしい。
長時間読んでいても目が疲れることもないし、画面の明るさで飛行機の中やバスの中など暗い環境でも他の人に迷惑をかけることもない。
機能面では、意味がわからない単語などをハイライトすればその場で検索できる、スマホと併用して使う必要がないのも嬉しい。
デバイスであるからこそではあるが、複数の書籍を管理でき、小説から漫画まで幅広く対応している。
使用感で言えば、約180gと軽く、薄いので手が疲れてしまう事がないのは、その他のタブレットでは出来ない、本を読むことに特化した製品ならでは。
一方でメリットばかりではない。時折本の方が良いと思うところもある。
まず画面サイズが小さいという点だ。これは画面サイズが大きくすれば解決されるという訳ではない。
本は見開き2枚で本を読み進めていくため、サイズが小さくても満足できる。
次のページが見れるメリットとしては、例えば1ページ目と2ページ目の内容がリンクしている時。
数式Aが右ページに、解説が左ページにある場合、見開きであればどちらも確認しなが読む事ができる。
しかしKindleの場合ページを行ったり来たりしなければならいため、面倒な上に時間がかかる。
これは数式に限ったことではなく、文章が複雑であればあるほど、前ページと確認しながら読みたいものだ。
同様の理由で飛ばし読みがしにくいのも難点。
Kindleにはしおり機能があるので、すぐに他のページに飛ぶこともできるし、目次から直接ページを閲覧することもできる。
しかし私の場合、ふと「りんごの甘み」について記載されているのはどこだったか?なんていう状況に陥った場合、Kindleは見つけるのが難しい。使い慣れもあるかもしれないが、本の場合物体として認識できるので、大体のページ数などは紙の暑さでわかる。もっと言えば、前後のページの内容を読めば次のページに何が書いてあるかはなんとなく予想がつく。
その点Kindleは検索機能を使うか目次、しおりからしか飛ぶ事ができないので、参照するのが困難な場合がある。
最後に書き込み機能について。
Kindleにはハイライト、書き込み機能が存在する(メモカードのようなもの)。
しかし実際文体や数式に書き込みを行える訳ではないので、本のようなオリジナル性が出る訳ではない。
私の場合、小説であれば問題ないが、参考書のようなものだと数式や図などに書き込みを行うことも多いので、Kindleはその点おすすめできない。
Kindleの使い方
では果たしてどのような使い方をすれば良いのだろうか。
私は主に下記の3つを主体に使用している。
- 小説
- 漫画
- 自伝・自己啓発本
先ほどお話したメリットとデメリットを考慮して、使用する上で考えている事は
- 前のページに戻る必要がない
- メモを取る必要がない
- じっくり読みこむ
この3点の条件を満たしているものであれば、Kindleを使う上でストレスを感じることのない種類の本だと言える。
逆に紙媒体の本と購入する場合
- 数式を含むもの
- 専門書
- 画面サイズを要するもの
上記の条件であれば紙媒体の方がメリットを多く感じ、Kindleの煩わしさを解消してくれるに違いないと考える。
まとめ
いかがだっただろうか。
Kindleは確かに素晴らしい点はたくさんあり、私も愛用している。
ただ完全に紙媒体の代替えになるのかと言われればそうではない。
どちらにもメリットがあり、それを生かした使い方をする方が良いのではないだろうか。
本は確かに持ち歩くのは重いし、嵩張るのでミニマリストには好まれないかもしれない。
ただそれを優先して、結局ストレスを感じてしまっては意味がない。
また補足として、紙媒体をKindleに落とし込んでくれるサービスもある。
完全に移行とはいかないまでも、本をクラウドやKindleに保存しておきたい方にはおすすめだ。