以前書いた記事が、マレーシアの学生の方を中心に好評で、「記事読みました!」や「新店舗の記事楽しみにしてます」と大変嬉しいお言葉をいただきました。ありがとうございます。
そして今回は、先日2019年9月7日にマレーシア3号店となる「2nd STREET Bandar Utama」がオープンされました。
今回は、先日オープンされたばかりのセカンドストリートマレーシア3号店「2nd STREET Bandar Utama」に行ってきたので、早速レビューしていきたいと思います!
目次
マレーシア3号店「2nd STREET Bandar Utama」
セカンドストリートは現在日本全国に600店舗以上を展開しており、日本で培ったリユース事業の特長やノウハウを生かし、2018年より海外展開を開始しています。さらに国内では、2022 年度までに800 店舗に拡大予定しており、今最も注目されているリアルリユースショップです。
マレーシアでは、2018年7月に小売り1号店となる「2nd STREET SS13」をスバン・ジャヤにオープンし、2019年1月には、同じエリアに2号店「2nd STREET SS15」をオープンしました。
今回の3号店となる「2nd STREET Bandar Utama」は、マレーシアの主要都市であるクアラルンプールに隣接するプタリン・ジャヤにオープンし、初めての別エリアへの出店です。
プタリン・ジャヤは、マレーシアの首都であるクアラルンプールの衛星都市として発展したセランゴール州の特別市の1つで、クアラルンプールとは隣接しており、マレーシアで観光に来られた方でも、アクセスしやすい場所になっています。
向かう路中で見かけた看板
今回は、タクシー配車アプリ「Grab(グラブ)」を利用して向かいましたが、向かう路中に100m間隔くらいで看板が設置されていました。お店に近ずくにつれて緑の多い落ち着いた雰囲気の道路に、赤白の看板が多く設置されていたので、すごく目立っていました。
お店に着きました
夕方にお邪魔させていただいたのですが、店内はお客さんも多く賑わっていました。プタリン・ジャヤのWest Pointと呼ばれる、商業施設内での出店されており、その一角の1階になります。
オープン初日ということで、「GRAND OPENING」を書かれた大きな垂れ幕と、開店祝いのお花が店頭に飾ってありました。
さっそく店内へ
店内に入るとさっそく目に飛び込んで来たのが、夏っぽさを感じさせるマネキンディスプレイ。外から見ても目を引くカラーリングコーデに工夫を感じました。マネキンコーデも購入可能です!
スバン・ジャヤ店とは異なり、驚くほどの広さでした。店員さん曰く、低価格帯のアイテムを計20,000点以上取り揃えているそうです。
しかし、アイテム数が多い割にはラックの間隔が広く、人通りも良く、混んでいる時でも買い物しやすい環境でした。
スバン・ジャヤ店と同様に、ユーザーを第一に考えた工夫がたくさんありました。メンズとレディースが列ごとに分けられ綺麗に商品が並べられており、赤い看板を使った商品区別はこういった大きな店ではすごく買い物しやすいです。
また、先ほどの写真にもあったようにエレガンスやカジュアル、アウトドアなど服の系統まで区分けされています。
グランドオープンセールでFacebookページに「いいね!」を押した方を対象に、20%OFFのプロモーションがある中で、「BUY4 GET1 FREE」のプロモーションも有りました。(「BUY4 GET1 FREE」については常時行っているそうです)
奥へ進むと
1番の工夫を感じたのが、店舗の中央付近に設置された休憩用の椅子である。日本でいうアウトレットモールに至る所に休憩用の椅子が設置されているのを見かけたことはないでしょうか。
これはマレーシアの方のショッピングスタイルを捉えた工夫で、このように休憩用で使用したり、先述したように家族連れで来店される方も多いので、お子さんたちは椅子に座ってゲームをしたりと、全員が楽しめる環境になっていました。
定番のガラス棚ディスプレイ
セカンドストリートといえば、ガラス棚のディスプレイ。ブランド品の時計や鞄がありました。LOUIS VUITTON、GUCCIなどのラグジュアリーブランドなど、様々なブランドアイテムが豊富に揃っていました。
ガラス棚にある商品は、店員さんに声をかけると、出してもらえます。価格は表向きに分かり易く表示されていました。
子供服コーナー
大人向けのメンズ・レディース服だけでなく、キッズ向けの服も充実していました。アウター、トップスからパンツ・靴まで豊富な品揃えの為、家族で来られても一緒に買い物を楽しむことができます。
日本の定番アイテムも充実
日本の古着屋さんでも良く見かける、ブーツエリア。定番のティンバーランドからレッドウィングまで、タウンユースで使うのも有、バイク乗りの方にもマレーシアでは人気があるそうです。
サイズも幅広く取りそえろ得ていたので、自分に合った一足が見つかるかもしれません。
日本でも再ブームに有りつつある「ショルダーバック」。定番のマンハッタンポーテージからポーターなど、普段使いからビジネスシーンまで、様々なシーンで活躍するであろうアイテムが幅広く揃っていました。
靴のバリエショーンが豊富すぎて驚きました。こちらはメンズコーナーになりますが、スニーカーからブーツ、ビジネスカジュアルに使えるローファーまで、幅広いシーンで使えそうな靴が揃っていました。
また、このエリアだけでなく入り口付近の服のラックコーナーにも並べられており、選ぶのに迷ってしまうくらいでした。
こちらはレディースのバックエリアです。マレーシアは何かと移動が多いのか、女性でもバックパックやリュックを利用している方が多いです。
ブート品やフェイク品などが多いマレーシアでは、品質問題も個人的に感じているので、日本から輸入したアイテムの方が安心感がありそうです。
マレーシアは東南アジアのハブとも言われており、比較的海外へアクセスしやすい理由から、外の国へ旅行される方も多いです。その方々たちを対象とした、秋冬アウター。秋物のジャケットから冬用の防寒アウターまで多くのアイテムが揃っていました。
またアウターだけでなく、セットアップやカジュアルめなスーツジャケットも合ったので、パーティー用などでも利用できそうです。
細かなところまで気遣い
各カテゴリーやジャンル別にラックで分けされたフロアですが、至る所(邪魔にならないように)に買い物カゴが設置されていました。これだけのアイテムを揃えていると、持ちきれなくなってしまう為、お客さんのことを考慮した工夫が感じられました。
こちらも、カゴと同じように各エリア間隔に設置されていました。試着室も数が限られていることから、こういった鏡が各所に置いてあるのは、大変嬉しいです。
コーディネートさせていただきました
マネージャーの滝城さんに許可をいただき、セカンドストリートのアイテムを使ってコーディネートさせていただきました。
「秋!」をイメージしたコーデ。マレーシアではほとんど見かけることのない、タートルネックのトップスを使った優等生コーデ。このトップスの厚地ではないので、マレーシアの常夏でもさらっと着れます。パンツは濃いめのグレーのスラックスを合わせて、黒の革靴で締めました。ベルトはエナメルチックな黒を合わせています。
先程のコーデとは、ガラッと雰囲気が変わり「正統派大人カジュアルコーデ」。ミリタリーチックなトップスに濃いめのパンツを合わせました。ブーツを合わせようと考えましたが、マレーシアでは少し重くなると思い、ナイキのスニーカーを合わせました。
ポイントはトップとスニーカーの色合わせで、写真では伝わりづらいですが、ライムベースの色をしたスニーカーで、同系色でまとめてみました。
「マレーシアの正統派スタイル」。マレーシアの華僑の方はシャツを切られている大人の男性が多いので、それをイメージしてコーデしました。パーティーや何かしら行事が多いことから、そういった場所でもさらっと着て行けそうです。
補足ですが、シャツも多く取り揃えており、カジュアルシャツからビジネスシャツまで様々な種類がありました。
最後は「アロハ!」をイメージしました。マレーシアは常夏なので、こういったコーデが一番楽かもしれません。しかし、ローカルエリアや緑が多い場所に行くと、蚊の量も多いので、虫除けスプレーなどで対策する必要があるかもしれません。
試着室
試着室はこちらを利用させていただきました。男女兼用になります。レジの近くに設置されているのですが、盗難を防ぐ工夫をされているそうです。
レジに並んでいたマレーシア人の方に聞いた話で個人的に驚いたことですが、試着室に入る際も盗難対策で自分の靴の試着室の中に入れるそうです。
レジにて
オープン初日から長蛇の列になっていました。しかも、これは一時的ではなく、2時間程滞在させていただきましたが、レジは常に写真のような様子でした。
ここでも驚いたことが、並んでるお客さんほとんどがカゴいっぱいになるまで、買い物をしていました。オープニングセールでセールをやっていながらも、マレーシア人の方の特色かわかりませんが、ここまで為買いするのも珍しく感じました。
笑顔の店員さん
以前、2nd STREET SS15店にお邪魔した際にも、気さくで丁寧な接客をされたことを覚えています。レジ以外でも、試着した後の服を畳んでくれたり、場所の説明をしてくださったりと親切な方ばかりでした。
スバン・ジャヤ店との違いは?
既存するスバン・ジャヤ店との違いは、アイテムの豊富さと買い物のしやすさだと感じました。もちろん広さの問題がありますが、ラック間隔が広いのと1フロアというのは、買い物している人にとっては良い環境だと思いました。
また、中央に設置された椅子が何か暖かさを感じ、個人的には好きでした。
取り扱っているブランドについては、時期によって変動もあると思いますが、スバン店とそこまで変わらないと感じました。
お店の情報
Grab(グラブ)/タクシーを利用される方
「Westpoint 1 Stop Home Gallery」を目的地に入力してください。(2019/09/07時点では、Grabに2nd streetで登録されていませんでした)
「2nd Street Bandar Utama」を目的地に入力してください。
住所:Unit G-1, Westpoint Home Gallery, Lebuh Bandar Utama, Bandar Utama, 47400 Petaling Jaya, Selangor
アクセス方法:Grab(グラブ)、車(大きめの無料駐車場が地下にあります)
Facebookページ:https://www.facebook.com/2ndStreet.my/
Instagram:https://www.instagram.com/2ndstreet_malaysia/
まとめ
今回「2nd STREET Bandar Utama」3号店オープン日に伺いましたが、初日から多くのお客様が来店されており、非常に賑わってるのが印象的でした。
マレーシアと日本のファッション感覚や購買目的など異なる中で、店内デザインや、配置、ロケーションの細部までこだわりを感じさせてくれました。
日本とは少し違う雰囲気ですが、あくまで「お客様にとってベストな古着屋のあり方とは」という一番重要な部分をベースにしているからこそ、どこか買い物しやすいと感じたり、お値段以上の価値があるなと思わせてくれるお店でした。
マレーシア代表取締役の滝城さんにお話を伺うと、「古着」というジャンルはマレーシアで受け入れられるのか不安だったとのこと。
日本では古着がただの中古品ではなく、ビンテージ物としてモデルの方にも取り入れられています。
しかし一方でマレーシアではまだ中古品というイメージを持たれる方もいる中で、「2nd STREET」は新しい価値観を作り出すスタートアップなのかもしれません。
マレーシアには倉庫のような建物に古着を並べている店も多い中で、あくまで「ファッション」という事にこだわった陳列やデザインは少しずつマレーシア人の心にも変化をもたらしてくれると私は思います。
滝城さんをはじめ、今後も「2nd STREET」のさらなる活躍を期待しております。