90年代のトレンドファッションについて考えてみた
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90年代は、海外の映画や音楽に影響を受けた若者を中心に、個性豊かななファッションがトレンドを彩っていた。

 

80年代の時のように、海外の影響を受けて取り入れるのではなく、日本から独自のカルチャーを世界に向けて発信を始めた時代でもあり、原宿や渋谷が活気に満ち溢れた時代でもある。

 

ファッション史家であるサラ・バードによると、誰もがファッションにアクセスしやすいようになった年代でもあり、当時急成長していたインターネットから、スタイルや美容中心の番組、ファッションに関する情報、スタイルのインスピレーションを放送するケーブルチャネルであるスタイルネットワークまで、情報を掴む機会が多くなったのも特徴である。

今回は、90年代のトレンドファッションについて調べてみた。興味がある方は、是非最後まで読んでもらえると嬉しい。

まずは、こちらの動画を見てほしい。日本だけでなく世界のファッショントレンドをスナップした面白い動画になっている。

90年代のファッションとは?

オリジナリティー溢れるインディーズブランド等が次々と誕生した90年代の日本。音楽シーンをとってもストリートカルチャーの黄金期と言われている。

世界的には、modサングラスや格子縞の服装など、1990年代によく見られたいくつかのスタイルは、60年代を連想させる。

ストリートファッションを彩っていた原宿に対し、渋谷ではギャルに並んで男子高校生からもギャル男が誕生。

日本ではこの時代から「読者モデル」という概念が登場し、代表的な原宿系、ギャルに人気な渋谷系の二極化。

前回も紹介したが、これはBEAMSが40周記念に製作したファッションの時系列を表現した動画で、すごく興味深いので一度見ていただきたい。

90年代は80年代には無かった新しいジャンルが次々と登場したのが特徴だった。

80年代後半から流行った、ヒップホップ始め、グランジ、アウトドアスタイル、裏原スタイル、ミリタリーミックスなど、さまざまな流行のトレンドが見られる。

また、90年代後半にはダンスとロックバンドが流行し、この頃からB-BOYやヴィンテージスタイルという言葉が流行った。

グランジスタイル

90年代の代表的ファッションと言えばグランジ。

グランジとは1990年代前半に流行したオルタナティブ・ロックのひとつで、カート・コバーンを筆頭としたグランジロックのスタイルが広まったもの。

グランジは俗語で「汚い」という意味があり、ボロボロの穴開きジーンズや古着のネルシャツ、擦り切れたスニーカーなどはその象徴。

音楽シーンからヴィンテージスタイルが流行した派生と言うファッショニスタも多い。

ストリートスタイル

90年代から劣れを知らないファッションスタイルと言えばストリートブランド。

90年代のアメリカ、ロサンゼルスではスケートボード、アートや音楽によるミックスカルチャーが作り上げらた。

その中でも1994年にジェームズ・ジョピアによって創立された「Supreme」ブランドは、ロスのストリートカルチャーに大きな影響を与えた。

他にも「Stussy」その特徴的な服のロゴがアーティストや人気DJの目にとまるようになり、アメリカに留まらず、世界的ストリートブランドとして名を馳せるように。

90年代後半には、「APE」や「X-LARGE」といったブランドも、ストリートカルチャーに影響を及ぼすようになった。

プレッピースタイル

アメリカで名門私立学校や一流大学などに通う、お金持ちのお坊ちゃんのことを「プレッピー」と言い、彼らが着ている「プレッピースタイル」と呼ばれた。

具体的には、上質なボタンダウンのシャツ、ショートパンツ、ジーンズ、ローファー、カーディガン、エンブレムブレザーなどの伝統的で上質な服を着崩すスタイルが特徴。

日本では、チェックやボーダーなど、誰にでも取り入れやすいスタイルが親しみを呼び起こした一つのスタイルである。

裏原系スタイル

90年代の「コギャル」ブームや「アムラー」と呼ばれる社会現象に発展したほど、ギャルのファッションリーダーとして絶大な支持を集めていた。

「渋谷ギャル」が流行した一方で、写真のような超奇抜なファッションスタイルも密かにブームになっていた。

きゃりーぱみゅぱみゅではないが、この頃から世界的にTokyo Fashionが認められ、パリに続くファッション大国にも成長した。

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