私がマレーシアに住んで約2年になる。
日本から離れているうちに格安SIMを使用しているユーザが増加というニュースを読み、SIM事情の変化に驚いた。
メインで利用している携帯電話・スマートフォンの通信事業者、大手3キャリアは計79.1%。2018年9月の同調査と比較すると80.6%から1.5ポイント減、2018年3月の同調査と比較すると82.6%から3.5ポイント減となった。
一方「Y!mobile」は5.2%、「MVNO」は12.3%となり、合計は17.5%に。2018年9月の調査と比較すると16.1%から1.4ポイント増加、2018年3月の調査と比較すると13.9%から3.6ポイント増加、2014年10月の調査と比較すると10.7ポイント増加した。
よって家でも外でもWifi環境は整っているし、途中で私も格安SIMに切り替え、なぜ早く変えなかったのかと少し後悔した。
この点に関していえば、移住メリットしか無いなと考えさせられるほど、そのシステムに感動している(言い過ぎかもしれない)。
目次
マレーシアのSIM事情
まずマレーシアはSIMフリーが一般的。
私がiPhone Xを現地で購入した時も完全SIMフリー対応だった。
日本の場合は通信キャリアと契約し使用できるが、契約期間や高額の支払いなどユーザを逃さないシステムになっている。
マレーシアの主な通信会社は、『Maxis』、『Digi』、『Celcom』、『U mobile』の4社。
ユーザにとって有難いのがそのシステムにある。
日本と違い月額で支払う必要がなく、使いたい分だけその都度購入できる。
例えば『Digi』の場合
- 300MB(有効期間1週間)でRM4(約120円)
- 1.5GB+Free 7G(有効期間1週間)でRM10(約280円)
- 5.0GB+Free 30G(有効期間1ヶ月)でRM30(約840円)
その他多くの通信プランが格安で、かつ使用したいときに購入できる。
通信容量がいっぱいになれば買い足せば良いし、毎月定額で支払う必要もない。
購入方法は後に詳しくお話するが、コンビニでチャージしたい金額を言えば、コードを発行してくれるのでそれを入力するだけ。
またスマホアプリでも管理できるので、クレジットカード支払いも可能。
私の場合Wifi環境にいることが多いので、300MB利用のサービスを購入し月RM16で生活している。
必要であれば、その場で購入すればいいので通信制限を気にして、スマホを使う日本の生活とはオサラバだ。
ここが便利!使い方解説
一番の魅力は金額が安いことと、月額制に縛られない所。
だがその他マレーシアの通信会社ならではの魅力がある。
(私はDigiを使用しているので、この会社を例にお話したい)
スマホアプリで一括管理
入金方法やインターネットの購入は全てスマホで管理出来る。
自分がどれだけ通信容量を消費したかも確認でき、0GBに近づけばメッセージでスマホに知らせがくる。
私の場合残高RM1.42でインターネットプランが300MB(有効期間1週間)だが、もう使い切っている状態。
例えば「RELOAD MY NUMBER」をクリックすれば、オンライン支払いとPINナンバー入力の購入画面が現れる。
旅行者は主にPINナンバーを使うと思うが、コンビニなどで
マレーシア内で他の人と電話を使う必要がある人には良いかもしれない。
プロモーション
ただでさえ安いが、さらに安くできるプロモーションを毎日配信している。
例えば2019年5月25日現在で5つのプロモーションがあり、中には
RM15(約420円)で2GB+FREE 15GB使えるサービスなどもある。
購入も簡単で、入金さえされていれば画面上「GET」で反映される。
長期滞在する方などは、ぜひこちらをチェックしてみてほしい。
その他プロモーション
通信会社にもよるが、「Digi」は様々な店舗と提携しており、モノやサービスがより低価格で利用できる。
私はタピオカで有名な「Tea Live」や「スタバ」をよく利用するので、スマホアプリからプロモーションを購入している。
提携店舗数も数十社あるので、時間あれば目を通してみても良いかもれない。
おすすめ通信会社。どうやって購入するのか?
通信会社はどれが良い?
冒頭にお話したように、主な通信会社は『Maxis(Hot link)』、『Digi』、『Celcom』、『U mobile』の4社。
正直比較サイトもいくつかあるが、料金に関して言えば多少の差異はあれど、考慮に値しない。
それぞれ提供しているプロモーションやサービス内容も短期間で変わるので一概にここが安いとは言い難い(そもそもどこも安い)。
また通信環境のお話をすると、これは日本の状況と変わらない。
というのも、通信会社によって強いエリアと弱いエリアがあり、場所によっては繋がない所もある。
日本も同じで、docomoユーザは繋がっているけどSoftbankユーザは繋がらないや、逆も然りでそれぞれカバー範囲や通信強度も違う。
ただ「U mobile」と「Celcom」に関してはあまり良い噂を聞かない。
私の周りにもサクサク使えないなどつぶやいている友達が数名いる。
私はクアラルンプールで2年『Digi』を使用いているが、通信が出来ないなんて問題に陥ったことは一度もない。
少し遅いかな?と感じることもあるが、そういう時は大抵閉鎖された場所か、地下に行く時ぐらいなので、そこまでストレスを感じない。
購入方法
SIMカードはどこでも買える。
空港を出ればすぐ目に入るところに各通信会社のブースが設置されている。
街に出ればショッピンモールや、繁華街でも見かけることが出来るので、会社探しの問題は全くない。
手順としては
How many GB do you want to use?(どれくらいの容量使うの?)
と聞いてくるので、最悪英語が分からなくても下記の文を言っておけば対応してくれる。
And I need ○○GB at least.(少なくとも○○GBは必要です)
基本的に英語を話せますが、丁寧ではない人もいるので、単語だけで言われることもある。
- パスポートを提示する
- 現金のみの支払いなので少額でいいので換金しておく
- 日本を出る前にスマホをSIMフリーにしておく
- SIM交換などは店員さんがやってくれるので、心配はいらない
まとめ
マレーシアのSIM事情なかなか面白い。
移住してきてよかったなと思う点の1つで、なぜ日本に住んでいた時あんなに高額な料金を毎月払っていたのか?
と思ってしまうほどである。
物価が安いから当たり前だと思う方もいるかもしれないが、それにしても安すぎる。
また使いたい分だけ支払いが出来るシステムは素晴らしい。
今後もマレーシアの魅力をガジェットやファッションを通じて話して行きたい。