「あつまれ どうぶつの森」は、あのスイッチのゲームで一時話題になった「スプラトゥーン」に続く話題を呼ぶゲーム。
発売3日で国内188万本の売上を記録しており(DL版を含まない)、評論家や購入者からの評価も高い。
そもそも「どうぶつの森」シリーズは基本的な構造はすでに完成しており、遡ればゲームキューブで発売されたのが始まり。
特にシリーズ向けのゲームは、ちょっとした要素を付け足すくらいでは新作として認められない風潮の中、なぜ今になって爆発的な再ブームが来ているのか。
はたして『あつまれ どうぶつの森』はどうやって、ファンの期待に応えたのか?
今回は、「あつ森」とも呼ばれている話題の「あつまれ どうぶつの森」についてまとめる。
目次
どうぶつの森 シリーズの変貌ぶり
実はこの「どうぶつの森」シリーズ、ゲームファンの間でバイラル(口コミ)的な火の付き方をしたのがきっかけ。
2001年に発売されたNINTENDO 64版は国内だけで約21万本の販売に留まったが、ゲームキューブ版は約64万本と約3倍に成長。
更に、ニンテンドーDS版は約524万本を売り上げた。
3DS版でも約448万本を売っており、販売数だけを見れば大御所の「ドラゴンクエスト」シリーズや「ファイナルファンタジー」シリーズを超える“怪物”ゲーム。
また、注目したいのがシリーズの変貌ぶり。コンセプトは変わっていないのだが、ユーザーが出来ることが多くなっているのが、右肩上がりに成長した理由の1つ。
以下に歴代のカセットを紹介していく。
スピンオフ作品を合わせて、計15シリーズを出している人気ゲームである。
2016年に任天堂公式チャンネルから、「
結局どんなことが出来るのか
基本システム
プレイヤーはどうぶつ達が暮らす村の住人となる。村の中ではどうぶつ達とのコミュニケーションをはじめ、プレイヤーが好きなように行動できる。
一般のゲームのような明確なゴールは決まっておらず、自由な行動が可能。
時間の流れ
ゲーム内で流れる時間は、ゲームのロムカセットやゲーム機本体に内蔵された時計機能と連動している。
現実世界と同じように昼夜や季節が移り変わり、村の景観もそれに応じて変化する。また、季節ごとの様々な年中行事も行われる。
村の地形・住人
村の地形、村内の施設の位置、住人のどうぶつは、プレイヤーごとに全て異なる。
月日の経過により、住人のどうぶつが他の村に引っ越したり新たなどうぶつが引っ越してきたりすることがある。
プレイヤーの家
ゲーム開始直後にプレイヤーの家を建設する。この際、多額の住宅ローンを組むことになるが、返済期限は決まっておらず強制されるものではない。
家の中は、様々な家具を配置したり壁紙を変更したりと、自由に部屋作りを行うことが可能。また、不動産屋で注文して部屋を大きくしたり部屋数を増やしたりすることもできる。
家のインテリアの出来を評価する「ハッピーホームアカデミー」という機関もある。
アイテム
膨大な種類のアイテムが登場する。プレイヤーが身に着ける服やプレイヤーの家の中に置く家具など多くの物は店で販売されており、一部はカタログで注文できる。
また、虫や魚を採集したり化石を発掘したりすることができ、それらを博物館に寄贈することで内部に展示される。
施設
村の内外には、アイテムを販売する商店や村の住人などに手紙を送れる郵便局など、様々な施設がある。
『おいでよ』までの作品では全て村の中に建てられていたが、『街へいこうよ』では村から離れた場所の「街」にも店があり、『とびだせ』では村の北側の「商店街」に多くの店が並んでいる。
施設の中には、ゲームの進行状況に応じて規模が拡大したり新たに建設されたりするものもある。
おでかけ機能(オンライン)
他のプレイヤーの村を訪れたり自分の村に他のプレイヤーを招いたりできる。
『e+』までの作品ではゲーム機の記憶媒体(NINTENDO64の「コントローラパック」やニンテンドーゲームキューブの「メモリーカード」)を他のプレイヤーのゲーム機で用いることで、『おいでよ』以降の作品では近距離の無線通信やインターネットを介して行う。
新作!あつまれどうぶつの森の評判は?
結論から言うと、今作「あつまれ どうぶつの森」は、歴代シリーズの中でも過去一の評判の良さで、売り上げも右肩上がりである。
ここからは、新作「あつまれ どうぶつの森」の魅力を紹介していく。
アップデートが盛んである
動画でも紹介されている通り、季節ごとにアップデートが行われTwitterやSNSを利用して最新情報を提供している。
要は、購入したゲームはよく「マンネリ化」して売って、新しいゲームを買うのがありがちなパターンであるが、ゲームをサーバー側でアップデートされることによって、毎月のように新しい要素が入ってくる。
つまり、一生飽きずにどうぶつの森を楽しめると言うことだ。そうなってくると、季節やイベント限定のアイテムは、高額で取引される対象になってくるかもしれない。
オンラインは最大8人まで可能!?
ポータブル式で使うユーザーも多いスイッチでは、いつでもどこでもオンラインで友人と繋がることが出来る。
自分の島に招待したり、友人の島へ遊びに行ったりと、遊ぶ幅はかなり広くなっている。
また、最大8人のマルチプレイが可能で、チャット機能も備わっている。最近では「島で鬼ごっこしてみた」など、ユーチューバーの企画にも取り上げられている。
島を一から作る(自分の世界を構築)
初代どうぶつの森の経験者がコレを聞くと「ん?」と少し疑問に思うこともあるだろう。
当初は、役所や自分の家は既に用意されており、また家具もある程度はお金を貯めれば、欲しいものが手に入るスタンスであった。
しかし、本作は「一から全て自分で作っていくDIY」スタイルになっている。
つまり歴代シリーズを細分化し、更に新しい要素をアップデートしたのが本作になる。
また、口コミを読んでいると、「細かく分けたら薄味になりそうにも関わらず、高く評価されているのである。」とあった。