新型コロナウイルスによる激動が走った2020年。
依然として日本の感染者数は毎日1000人以上を記録しており、引き続き警戒が必要だ。
そんな中、今回のコロナ騒動の中で注目されているのが「体温計」である。
コロナウイルスのよくある症状に発熱があり、手軽に体温を測れて正確な体温計が続々と発売中だ。
そこで今回は自分に合った「体温計」の選び方について紹介するとともに、コスパ抜群のおすすめ体温計を紹介していきたいと思う。
目次
体温計の種類
体温計といえば一昔前までは口や脇で測定するものが一般的だった。
しかし最近では使用後の付着した菌による感染を防ぐために、非接触の体温計も発売されている。
各タイプによって正確性や体温が出るまでの時間などが異なるので、用途にあった体温計を選ぶ必要がある。
簡単に体温計の種類をまとめておこう。
- 正確な測定「わき・口 電子体温計」
- 衛生的で瞬時に測定する「おでこ 非接触型体温計」
- 手軽で瞬時な「みみ 耳式体温計」
各項目に分けて、詳細を見ていきたいと思う。
オーソドックスで正確な「わき・口 電子体温計」
これまで一般的に利用されてきた「電子体温計」
わきに挟む、もしくは口に加えることで体温を測定する。
正しく測るにはワキで約10分、口中で約5分の時間が必要であるのでお店などの測定には不向き。
正確性は確かで、ほとんどの病院ではこの「電子体温計」を採用している。
家庭でも多く利用されており、子供から大人まで誰でも使えるような温度計だ。
しかし、使用後は菌が付着している可能性があるのでしっかりと除菌が必要。
また、特にわきで測定する場合には入浴後や運動後を避けて汗をしっかりと拭き取ってから使用することをおすすめする。
体温を正確に測定可能なので、一家に一台所持しておいて損はないだろう。
衛生的な「おでこ 非接触型体温計」
「非接触型体温計」は今一番流行っている体温計と言えるだろう。
使い方は非常に簡単でおでこに数秒間体温計をかざすだけで、赤外線が放射され体温を測定できる。
直接被験者に触れずに体温を測定できるので感染症対策としてはかなり効果的だ。
長時間じっとしていられない、子供や赤ちゃんの体温を測定するのにも優れている。
しかしその性質上、皮膚の表面の温度を測定するので誤差が表示されやすいデメリットがある。
便利な半面、注意点もあります。
外出直後や寒暖の差に体温がなじまないうちに測ると、検温値にばらつきが出ることも。また、家庭向けの製品は価格が高めで、低価格な海外メーカー製品の中には、医療機器としての認可を受けていないものもあるので、メーカーの信頼性を見極めることも重要。これについては、医薬品医療機器等法(薬機法)で義務付けられている「医療機器承認番号」が製品に記載されているかを確認。
最近だと、お店に入る際にはこの「非接触型体温計」を使用して計測後、入店許可するケースが多い。
このような瞬時に体温を測定する必要がある場合には、非常に便利な体温計だ。
手軽で正確な「みみ 耳式体温計」
「みみ 耳式体温計」は非接触型体温計と同じく遠赤外線によって測定する温度計。
わずか1秒程度で測定でき、耳奥の鼓膜の温度で測定するので非接触型体温計よりは誤差が生じにくい。
このタイプも計測時間が短く瞬時に検温が可能なので、小さい子供や赤ちゃん向けに使用されることが多い。
しかし、耳の中が汚れていると正確な体温が計測できない可能性があるので、使用時には耳掃除をしてから検温することをおすすめする。
2021年子供にもおすすめの体温計 5選
タニタ「BT-471」
タニタ BT-471 電子体温計 ホワイト
●見やすい大型表示とバックライト
文字高約14mmの大型表示。
暗くても見やすいバックライトを搭載。
おやすみ前の測定や夜中の発熱時に、暗いお部屋でも測定できるので便利です。
●やわらかく、曲がる測定部で安心測定
測定部は曲がる素材を使用した「フレキシブル測定部」
脇の真ん中にフィットして正しい測定ができます。
直角に当たっても曲がるので、不意に動いてしまう赤ちゃんの体温測定でも安心です。
●水洗いOKでいつでも清潔
測定部は水洗いできるので、いつでも清潔を保つことができます。
※丸洗いはできません。
※消毒用アルコールをご使用いただけますが、表示部にかからないようにしてください。
●20秒の予測式測定
約20秒で測定できる予測式を採用。
正確な体温をはかることのできるしっかり測定です。
※20秒経過後は実測式測定に移行します。
●前回値メモリー
前回の測定結果を記録。
数値を忘れたり、不意に消してしまっても確認できます。
テルモ 電子体温計C231
大手メーカー「テルモ」から発売された電子体温計。
正確さに加え、測定まで約20秒程度と電子体温計としては非常に早く測定が可能。
これまで欠点であった測定時間が大幅に短縮されたことで、小さい子供や赤ちゃんにも使いやすくなった。
速い!助かります。
レビューを見ると、出かける前や保育園に行く前のバタバタしている時でも、手軽に検温できるのは魅力と言う声が非常に多かった。
また、使用後は水洗いもできるので電子体温計のデメリットだった菌の付着も問題ない。
価格は1,500円程度だったが需要過多ということもあり現在5,000円近くまで値上がりしている。
今後も価格の上昇は続きそうなので、今のうちに購入がをおすすめだ。
ケイジェイシー KJC CommunicationsDr.EDISON さっと測れる2way体温計 KJH1004
非接触体温計と耳式体温計のどちらでも使える2wayモデル。おでこにかざして検温する際は、横にスライドさせることで、最も正確に測れる部分から検温するため、1か所から計測するより正確な検温値が得られます。おでこが冷えていたり、室温が冷えていて正確な検温値が得にくい場合は、室温の影響を受けにくい耳式で検温するなど、臨機応変な使い方ができます。
オムロン 耳式体温計 「けんおんくんミミ MC-510」
こちらも大手医療メーカー「オムロン」から発売されている体温計。
耳式体温計は本来鼓膜の温度を測定することで、体温がわかる。
しかし、鼓膜を探すのには少しコツがいるため、誤った体温が表示されることがしばしばあった。
搭載されている「ぴったりセンシング機能」はたとえ鼓膜に触れていなくても、耳内の最も高い温度を表示してくれるので誤差は出にくい。
加えて約1秒程度で計測可能なので、手軽に検温できるのも魅力な点だ。
特に小さいお子さんがいる方には、ぜひオススメしたい商品だ。
タニタ「BT-540」
大型のバックライト付き液晶ディスプレイを搭載しており、表示が見やすく扱いやすい非接触体温計。本体上部のセンサーをおでこから約0.5~3cmの距離でかざすと、約1秒間で検温が可能。38℃以上になると音と光で知らせてくれます。このほか、ミルクやスープの表面温度も計測できます。
非接触体温計「パピッとサーモmini」
現在、楽天やAmazonには様々な非接触体温計が発売されており、選ぶのが非常に難しい。
中にはいまいち信用できない中国の無名ブランドから発売されているものもあるので注意が必要だ。
この「パピッとサーモmini」は額から1〜3センチ離れたとこからスキャンすると最短1秒で検温が可能。
検温結果は25件分保存されるので、毎日の検温記録として使用することもできる。
また、室温やミルクの温度も測れたり体温計以外としての機能も充実。
価格は約1万円と若干値は張るが、機能・性能共に申し分ないのでおすすめ。
まとめ
いかがだったろうか。
コロナウイルスで警戒が必要な中、感染を見分ける重要な役割を担う「体温計」
様々なタイプ、機能をもつ体温計が発売されており自分の用途に合った物を探す必要がある。
現在、需要過多で価格が高騰中の商品が多いが、今後も値上がりは続くと見込まれる。
自分の身、そして家族の安全を守るためにも新しい「体温計」の購入を検討してみてはいかがだろうか。