先日Appleから新たなヘッドフォン、その名も「AirPods Max」が発売された。
AppleといえばiPhoneで有名だが、ここ最近はAirPodsと共にイヤホンメーカーとしても評価されてきている。
特に同社が販売するAirPods Proに関しては驚異的なノイズキャンセリング性能とApple製品との連携が評価され、街中で見かける機会も多い。
今回はそんなAppleから初のヘッドフォンが発売されたので、購入前に知っておきたいポイントをまとめようと思う。
AirPods Maxの魅力
AirPods Maxの魅力的なポイントは主に5つ
- 圧倒的なノイズキャンセリング性能
- Apple製品との連携
- Digital Crownによる音量操作
- 外すと自動的に再生停止
- 電源ON/OFFしやすい
AirPods Maxと他製品の比較
ここまでAirPods Maxの魅力を紹介してきたわけだが、実はこれらの機能の多くは他の製品にも搭載されている。
そこでAirPods Maxの魅力を競合になり得る製品と比較してみた。
AirPods Max | WH-1000XM4 | AirPods Pro | |
ノイズキャンセリング | ◎ | ◎ | ◯ |
Apple製品との連携 | ◎ | △ | ◎ |
音量操作 | ◎ | ◯ | × |
自動停止 | ◎ | ◎ | ◎ |
電源ON/OFFのしやすさ | ◎ | × | ◎ |
ノイズキャンセリング性能
基本的にノイズキャンセリング性能はイヤホンよりもヘッドフォンの方が高い。
同じAppleが手がけていることから、AirPods Maxのノイズキャンセリングは少なくともAirPods Pro以上だと言って良いだろう。
またAirPods Proのノイズキャンセリング性能はSONY製イヤホンと同等かそれ以上と言われているので、AirPods Maxのノイズキャンセリング性能もSONYが販売するWH-1000XM4と同程度もしくは少し上と予想される。
Apple製品との連携
SONYが発売するWH-1000XM4は2つのデバイスとの同時接続に対応している。
iPhoneとiPadなどApple製品を2つしか持ってないという人は基本的に困ることはないだろう。
しかしApple製品を3つ以上持つ人に関しては、ワンタップで簡単に接続できるAirPods ProもしくはAirPods Maxを選んだ方が良い。
また今秋からH1チップを搭載するAirPods ProやAirPods Maxに、コンテンツを再生するデバイスに自動的接続を切り替えてくれる機能が搭載されたのも大きなポイントだ。
音量操作
音量操作に関してはAirPods Proはそもそも対応していないので、AirPods MaxとWH-1000XM4の比較をする。
まずWH-1000XM4はヘッドフォンの右のカップを上下にスライドすることで調節できる。
しかしこの操作が実は厄介で、私も使ったが横操作と判断されて誤作動が起こることが多かった。また1回のスライドでは僅かにしか音量が変わらないというのも難点だ。
一方でAirPods Maxの場合はApple Watchにも搭載されているDigital Crownによって音量を操作できる。
つまみを回すだけで音量を変更できるので誤作動も起こらず、手間もかからないので音量操作に関してはAirPods Maxに軍配が上がる。
電源ON/OFFのしやすさ
意外と重要なのが電源ON/OFFのしやすさ。
実はAirPods ProやAirPods Maxには電源ボタンが存在しない。使いたい時にケースから取り出して耳に取り付ければ勝手に電源がONになるのだ。
一方でSONYのWH-1000XM4の場合はケースから取り出して電源ボタンを押す必要がある。
使うたびに手間がひとつ増えるという点でWH-1000XM4はAirPodsシリーズに劣っていると言える。
まとめ
いかがだっただろうか。
今回は競合になり得る製品と比較しながらAirPods Maxの特徴や魅力を紹介した。
価格が高めに設定されているものの、他製品と比べて便利な点も多く見られた。
ノイズキャンセリング性能や音量操作、電源ON/OFFのしやすさに重点を置く人には特にオススメだ。