ウォークマンはもう需要が無いのか?
近年サブスクリプション化が進み、音楽の楽しみ方が変わってきた。
Apple musicやSpotifyをはじめ、日本でもAWAやLINE Musicなど毎月一定金額支払えば、アプリに存在する音楽を無限に楽しめる。
それに伴いiPodやウォークマンの需要も少しずつ減少し、多くの人がスマホを使うようになった。
しかしここでウォークマンは一切必要が無いと言い切れるのだろうか?
それは違い、ウォークマンにはウォークマンのメリットがあり、今後さらに活躍する場が増えるのでは無いかと考える。
今回は改めて音楽専用機を使うメリットと、ウォークマンの今後の意向(サブスクリプション参加?)についてお話ししたいと思う。
目次
そもそもウォークマンは何がすごい?
ウォークマンにもいくつか種類があり、それぞれ特徴があるが、一貫して言えることは「音質がとにかく素晴らしい」。
この点はスマホで聴く音楽とは圧倒的な差がある違いと言えるだろう。
その代表として今回はウォークマン「NW-A50シリーズ」を紹介する。
音質について
ウォークマンの音質の良さだけでなく、ユーザーの評価が高い理由の1つに「ハイレゾ音源」がある。
ハイレゾ音源とは簡単に言えば、『収録時の音源に近い音色を表現する」という技術。
基本手にCD収録されているデータは情報が不十分なのだ。
実際はさらに細かい、音の太さ、繊細さ、奥行き、圧力などアーティストの空気感をそのまま収録するのは困難。
ハイレゾ音源は、実際の音を細かく保存できるので、まるでその場にいるような感覚になるほど鮮明に音が聞こえる。
ウォークマンの素晴らしい点は、このハイレゾ音源に対して
- ハイレゾ音源を引き出すフルデジタルアンプ搭載
- 圧縮音源やCD音源などもハイレゾ相当にアップスケーリングする
- Bluetoothのワイヤレス音楽再生もハイレゾ相当で楽しめる
といった3つのパフォーマンス力がある。どんな音源や環境でもハイレゾ相当を生み出す技術を持っているのだ。
加えて、デジタルノイズキャンセリング機能対応やイコライザー±10段階調整可能など、音楽のカスタマイズ性も高い。
レシーバー機能がすごい
ウォークマン単体でも十分音楽を楽しめるが、スマホで聞く音楽を高音質で楽しむことができる。
冒頭でお話ししたサブスクリプション型の音楽配信サービスを使用している人も多いだろう。
そういったストリーミングの音楽や、スマホに保存されている音源をウォークマンの音響処理技術によって高音質に変換し、音楽を楽しむことが出来る。
音楽好きじゃなくても必要?
ウォークマンを使った人が、口を揃えて「スマホで聞く音楽とこんなにも差があるのか」と驚く。
一方で音質にこだわっている人ではなく、スマホで音楽を楽しんでいる人にも、音楽専用機器を持ち歩く持ち歩くメリットはある。
まずスマホ本来の機能と分けることが出来るという点。
スマホは誰かと連絡をとったり、SNSをチェックしたり、動画を見たり、様々な用途がある。そんな中でもバッテリー容量は限られるので、音楽を十分に楽しめないかもしれない。
ウォークマンを音楽を楽しむ専用機として使用すれば、デバイス単体で最大45時間のバッテリー駆動時間というスペックがあるので安心だ(NW-A50シリーズの場合)。
またスマホの容量の心配する必要も無い。
ウォークマンであれば16GBの内蔵メモリーだけでなく、SDカードによって外部メモリーを増設することも出来る。
スマホと用途を分けるメリットは?
普段の生活の中で周りを見合わらせば、スマホが手放せなくなっている人を見かける。
音楽を聴きながらも、通知音に気を取られて、ついついスマホを触ってしまう時間が長くなったりする。
作業中も音楽を変えようと操作しようとした時に、ついつい1時間くらいスマホを触っているなんて経験あるかもしれない。
私もスマホを使用する頻度は多いが、それが良い悪いの話ではなく、少し距離を置くことも大切な時もある。
ウォークマンのような専用機器を使用することにより、バッテリー/メモリー容量だけでなく、ライフスタイルを変えるといった意味でもメリットはあるのでは無いだろうか。
おすすめNW-Aシリーズ
サブスクリプション型に移行する予定?
ウォークマンの懸念点で言えば、音楽を入れる手間かもしれない。
Apple musicやSpotifyのようなサブスクリプション型のストリーミングサービスが主流になっている中でも、中々売れ行きが伸びない理由かもしれない。
そんな中、ソニーがハイレゾ音源を含むストリーミング音楽配信サービス「mora qualitas(モーラ クオリタス)」を発表している。
高音質の音楽をストリーミング配信されるとのことで、注目が集まっている。
最初はPCユーザー向けに提供し、そこからスマホユーザー、ウォークマンなどのオーディオ機器を対象に連携を進めていく予定とのこと。
2019年にサービスを開始するとの噂だったが、まだ市場には出てきていない。
しかしこのサービスが実現すれば、ウォークマンの親和性も高いので、購入を考える人も増えるかもしれない。