マレーシアのApple製品事情が熱い。
近年日本人のiPhone占有率の高さが注目され、Appleユーザが増えている。
彼らのブラディング、マーケティングの凄さには知らず知らずに洗脳されてしまう素晴らしさがある。
今ではStarbucksでMacでドヤ顔してるやつなんて記事が出ているが、それほどブランド力が向上したことがよく分かる。
私は現在マレーシアに住んでいるのだが、こちらでもApple製品に対する信用の厚さと憧れの高額商品なんて見方をしている人が多い気がする。
今回はなぜマレーシアでApple製品が人気なのか。
日本より高値で取引される理由など幅広くお話したいと思う。転売するならマレーシアがベストなのかもしれない。
あくまで現地の方々との交流や私が肌で感じだことを通して記事を書いている。
もちろん全員が同じ見解という訳ではなく、人それぞれだ。その点考慮して読んでいただけると嬉しい。
マレーシアのApple製品事情
マレーシアではApple製品は人気。それは市場価格に現れている。
古い機種でも新しい機種でも値段が下がりにくく、ポートフォリオとしても還元率が高い。
Appleそのものの品質の高さもあるかもしれないが、それだけ国民からある一定の信用を得ている。
しかし私が思う一番の理由は文化にあるのではないかと考える。
マレーシアは主にマレー系、中華系、インド系に分けられるが、特に中華系(華僑)の影響が大きいと考えられる。
昔から言われていことだが、華僑の方々お金を尊び、商売の心が根付いてる。
例えば日本は技術を追求しより良い製品を求めていくのに対して、華僑は事業が伸びしろにある段階で売却しキャピタルゲインを得るといった発想になるのは珍しい話ではない。
そんな彼らがビジネスをしてく上で、より良い物、高級な物を身に着けることは一種の見栄でもあるが、相手に対して劣ろないことを表現する一種の戦略でもある。
Apple製品は近年の高額化と、ブランド力により高級品の一部として扱われてもおかしくない。
iPhoneやMacを所有していることが、そんな見栄に影響を与えてくれるアイテムとして活躍している可能性は十分に考えられる。
また一方でスマホの価格格差も大きくなっている。
マレーシアには中国メーカーの「VIVO」や「OPPO」、その他「Samsung」、「HUAWEI」などのメーカー各社も格安スマホを販売している。
SamsungやHUAWEIは高額なスマホも販売しているが、iPhoneに関していえば、どの製品も当時からスマホメーカーの中ではトップランクに入る金額の高さだった。
よって持ち歩いていればその分目立つ上に、判断されやすい商品になっている事も消費者にとってはメリットとなっていると考えられる。
転売最適国?日本より高く売れる?
私がApple製品の人気を感じたのは自分の12インチMacbookを売りに出そうと思った時。
約3年使用し、特に問題はなかったがもう少し画面サイズの大きいPCが欲しくて購入してくれる人を探していた。
新品価格15万で購入したMacbook。メルカリやYahooオークションで見ると、充電回数の短い美品で8万円程度がつけらていた。
よって私も販売するにあたり、3年使用していることから稼げても1/3ぐらいの価格だろうと思っていたが、なんと85,000円で売る事が出来た。
なぜマレーシアではより高い価格で売れるのか。
そもそも日本が安い?公式サイトで比較
マレーシアの通貨はリンギと呼ばれるが、一体いくらで販売されているだろうか。最新機種のiPhone Xsで検証してみよう。
マレーシアでiPhone Xsを購入した場合、最安価でRM4,999となる。
これは2019年6月22日現在の為替レートで約130,280円に相当する。
これが日本の場合だとなんと112,800円とその差は約17,500円とかなり大きく、日本の方がお得に購入できる事が分かる。
なぜこんな事が起きているかというと、1つに通貨の信用性が関係していると考えられる。
日本は世界の中でもトップに入る安定通貨として有名。
経済の同行に他国と比べ左右されにくく、比較的優良な通貨である。
よって海外製品に対しても為替変動が少なく安心の通貨であれば、為替レートが下がってしまい、価格と為替のギャップが生まれにくいというのは嬉しい。つまり販売価格に幅を持たせなくていい。
その面マレーシアは厳しい。発展してきたとはいえ、まだ発展国加入はされておらず先進国として止まっている。
そんな中でまだ経済の安定した国、為替変動の少ない国とは言い難いのが現状だ。
Appleもそれなりに価格を高めに設定して置く事で、経済リスクを抑える事ができるので、日本との差はもはや仕方ないのかもしれない。
私がApple製品にハマる理由
私も5年程前からiPhone、Macbookとデバイスを揃えていき、今やAndroid、Windows製品には戻れない体質になってしまった。
OSのレスポンシブの高さから、中々他社に以降出来ていないのが主な理由である。
つまりAppleの戦略にはまってしまっているのだ。
しかし彼らの独自性は素晴らしく現在の成功に至った大きな要因ではないかと考えらえる。
GoogleやMicrosoftが市場争いでお互い意識しながら競争を繰り広げるのに対し、Appleは一貫して独自のOSで、独自の製品を開発してきた。
そして2013年にはAppleの時価総額は4,900億ドルにも登り、支配的地位を得ることが出来たのだ。
そんな歴史はロマンスであり、今使用しているOSの背景を感じているとなお一層他には移れなくなっている。
ただ現在HUAWEIやSamsungらも新機能を搭載した、新しい製品を開発している。
そういった中で、偏見を持たずに冷静に判断していくのは重要なような気もする。