テクノロジーという面でマレーシアという国は面白い。
ガジェット系のブログを運営している「KURASHI LABO」にとって、メリットやデメリットがいくつかあるが
ITに関わらず、ECサイト事情や、販売されている製品など、日本とは違うシステムの中で過ごすのは案外楽しい。
マレーシアは2021年を目処に発展国入りを念頭に様々なテクノロジーの導入や経済発展に注力を注いでいるが
現状どうなっているのか?KURASHI LABO独自の観点で広義のITについてお話したいと思う。
目次
マレーシアの家電事情
日本の家電事情は素晴らしい
私がマレーシアに移住してから一番最初に悩んだのが家電の入手方法。
むしろ日本が優れていると言ってもいい。
「ヨドバシカメラ」や「ビッグカメラ」、秋葉原や日本橋など大手量販点だけでなく、色んな所で家電を買うことができる。
また品揃えが豊富で、1つのお店に行けばすぐに新生活がスタートできる。
加えて、メーカ数も多く品質、価格、保証、あらゆるモノサシで製品を選定できるのは嬉しい(当たり前だが)。
マレーシアではどうやって家電を入手する?
その点マレーシアは難しい。
私が住んでいるクアラルンプールに限ったことかもしれないが、日本のような大手家電量販店的な所はない。
ただ決して購入する場所がないわけではない。
ショッピングモールの中に各メーカー毎に店舗を展開していたり
イオン(マレーシアでもよく見かける)に行けば、少ないながら家電コーナーはある。
しかしそういうことではない。
ショッピングモールに行けば、各店舗を見て歩かないと行けないので他社との比較が困難。
イオンのような規模の小さいコーナーに行けば、その中から家電を選ばないといけないというはがゆさ。
ヨドバシカメラの様な場所はあるの?
またマレーシアの秋葉原と呼ばれる「Low Yat Plaza」という所があるが
ここもまた何かと購入が容易には行かない。
このお店はスマホやゲーム、パソコン、カメラが大半を占めており
家電というよりはIT系のガジェットが目立つラインナップとなっている。
値段は店員さんの言い値でスタートし値切っていくスタイルなのだが
そもそもの言い値が高い。値切り交渉も通じる人が少なく、交渉が進みにくいため、途中で諦めてしまう。
面白いシステムではあるが、日本との違いに驚いた覚えがあるので、あまりネット情報も当てにならないなと実感した。
マレーシアの住宅事情
デメリットの一方で家電に関して嬉しい点はアパートメントを借りる時である。
オーナーにもよるが、基本的に家具家電フルセットで完備されている所がある。
よってクオリティの高いものを選ばなければ、ある程度は揃っているので購入する必要がない。
ただ特殊な家電製品やこだわりのあるモノを購入する場合は日本で購入しておいた方が良いかもしれない。
(電圧の問題はあるが、最近の製品はほとんどある程度の電圧範囲を持っているので問題ないと思う。)
マレーシアのEC事情。Amazonって使えるの?
街で家電が買えないのであれば、ECサイトを使うという発想になると思う。
私もガジェットは昔から好きだったので、よくAmzonや楽天を眺めてはワンクリック購入して
クレジットカードの支払いに追われていたこともあった。
ECサイトについて結論からお話すると「Amazonは使用できない」。
厳密にいうと使用可能だが、海外から発送してもらう必要があるので、追加の送料が高くついてしまう。
マレーシアの通信販売サイトはどこ?
マレーシアで人気のECサイトは『LAZADA』、『Shopee』。
品揃えや品質の高いものなどは『Shopee』の方が優れている。
ただどちらもAmazonの様な詳しい情報やレビュー数、比較対象の数などは及ばない。
日常品や家電などであれば問題程度なので、活用できる。
しかし特殊なガジェットや、面白い商品を探すのはなかなか難しく、最新のモノ情報を得るのは
簡単ではないかもしれない。
また配送日も期間を1週間から2週間の間に配達できるというシステムで、具体的な日程、時間を指定することは出来ない。
むしろ日本のシステムが凄い(宅急便会社お世話になっておりました)。
慣れるまでは時間がかかるが、日本人の多くは賃貸マンションに住んでいる人が多く
大抵はガードマンやオフィススタッフが預かってくれるので、受け取りの問題はない。
マレーシアで暮らすメリットとは?
少しデメリットについて語りすぎたかもしれないが、そこまで不満を感じることはない。
むしろマレーシアにいるからこそのメリットもある。
- 中国メーカー製品が豊富
- 時々激安の掘り出し物がある
- Apple製品が高く売れる
- Apple新製品購入は並ばなくて良い
中国メーカーが豊富
最近では激安スマホの注目度が高まっているが、マレーシアには中国メーカーの専門店が多い。
「vivo」、「oppo」、「HUAWEI」、「Xiaomi」などショッピングモールに行けば、必ずといって良いほど見かける。
日本ではなかなか容易には手に入らなかったりする実機も見られ、より低価格で入手できる。
触れて見て初めて性能や品質を確認できるので、これはありがたい。
Apple製品はマレーシアでも人気
Apple製品に関していえば、マレーシアでの人気は高い。
中には見栄文化が取り込まれている所もあり、Apple製品=高級品という思想もないわけはない。
それはiPhone XSやMacbook proなどに限ったことではなく、全製品のイメージがブランド力により底上げされている。
よってもし自分の所有しているiPhoneやMacbookなどを売りに出したい時、思った以上の高値で売買される。
私も3年ほど使用したMacbookを売りに出したが、正規価格の60%の価格で売却することが出来た。
iPhone Xを販売開始日に行ってみた話
2年前発売された「iPhone X」、発売初日に購入しにショッピングモールへ出かけた。
前提として、マレーシアには公式のAppleストアは1店舗も存在しないので
Apple専門店「Machine」という所に出向いた。
開店10分前、並んでいる人は私を含めて3人。
人気のメーカーとはいえ、すぐに手を出せる金額でもなかったのか日本に比べると圧倒的に少ない人数だった。
すぐに入手したい方などは旅行ついでに利用してみるのも良いかもしれない。
日本で売り切れの商品などは案外簡単に手に入る。
注意しておきたいのが、購入金額だ。
日本は世界の中でもApple製品が安い国として有名だ。
理由は日本の安定した経済力から為替価格のリスクが少ない。
海外製品は各国の為替変動幅を考慮し販売しなければならないのが背景にある。
その点マレーシアは日本より少し高めの金額が設定されている。
それでも構わないのであれば、利用しない手はないかもしれない。
まとめ
マレーシアはまだまだ発展の余地のある新興国。
家電やネットショッピングという面から色々とお話したが、今後さらに改善され、日本を超える販売システムが構築されるかもしれない。
特に現在、ITの取り入れに特化した政策を進めているので
海外からの新しい技術が積極的に導入されれば実現しない夢でもないのではないかと考えている。
この点税金や起業に関する記事も更新出来たらと思う。
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