
iRobot社より発売された、全自動型ロボット掃除機「ルンバ」をご存知な方は多いだろう。
現在ではルンバをはじめとする様々な家庭用ロボット掃除機が発売されている。
以前にルンバより高性能で金額も安い「Botvac D7 connected」も紹介したので参考にしてほしい。
さて、ゴミや埃を掃除するロボット掃除機だが、最近では床拭きロボットの存在も見逃せない。
床拭きロボットは主に水拭きとから拭きの2種類の清掃モードが搭載。
ロボット掃除機ではなかなか取れなかった皮脂汚れや、食べこぼしを残さず綺麗にしてくれる。
そこで今回は、床拭きロボットの代表商品である「iRobot ブラーバ」について紹介するとともに、実際の使用レビューを通して感じたメリットやデメリットを紹介していく。
目次
「iRobot ブラーバ」とは?
「iRobot ブラーバ」はルンバで有名なiRobot社から販売されている床拭きロボット。
床拭きに完全に特化した掃除機であり、これまでのロボット掃除機とは使用が全く異なる。
主にモップで水拭き・から拭きをすることで掃除機で取れない、頑固な汚れなどを除去可能。
今回紹介する「ブラーバ390j」は最もシンプルでスタンダードなモデル。
簡単に注目すべき点をまとめておこう。
- 2つの床拭きモード
- 最新型ナビゲーションシステム搭載
各項目に分けて、詳細を見ていきたいと思う。
選べる2つのモード。用途に合わせて使い分け可能
「iRobot ブラーバ」にはウェットモードとドライモードの2つの清掃モードが備わっている。
ウェットモード(水拭き)ではタンクに水を入れる専用のクロスをセット。
主に日々の汚れや皮脂汚れに効果的であり、最大20畳の部屋を一度に清掃が可能だ。
ドライモードではから拭きとして、さらに広い最大56畳の部屋を掃除できる。
主に髪の毛や埃などをからめとることで、部屋を綺麗にしてくれる。
ドライかウェットかを選択することで、床清掃におけるあらゆる場面で活躍してくれる。
自動で掃除してくれるクイックルワイパーを想像していただけると、イメージは容易いだろう。
ルンバで掃除後にブラーバで水拭きをすることで、一切掃除する手間なく床をピカピカに掃除することができる。
ナビゲーションシステムで部屋の隅々まで清掃
ブラーバには高性能ナビゲーションシステム「iAdapt2.0」が搭載されている。
これは本体が学習しながら部屋の形状を把握することで、より効率的で効果的な清掃を実現した。
また、掃除している部屋に「North Star キューブ」を置くことで、より大きな部屋でも使用可能。
加えて、キューブによってさらに複雑な部屋の形状や家具を認識し、隅々まで効率の良い床拭きをしてくれる。
また、開始位置もきちんと把握しているので清掃完了後は自動的にスタート位置に戻る。
まさに手間が一切かからない次世代型の「賢い床拭きロボット」である。
「iRobot ブラーバ」のメリット
これまで半年以上ブラーバを使用してきた筆者なりのメリットをいくつかまとめていく。
驚きの清掃能力
何と言ってもやはり一番驚いた点が、その掃除の綺麗さである。
ほんの小一時間ほど稼働させておくだけで、かなりの埃や髪の毛を回収してくれる。
「iAdapt2.0」によって必ず同じ場所を3回丁寧に拭いてくれるので、拭き残しが全くない。
このクオリティの掃除を手動でやるとなると、かなりの手間と時間がかかるのは間違いない。
実際にルンバなどのロボット掃除機の後に、ブラーバを使用するとゴミひとつなくピカピカになる。
特にペットを飼っている家庭でペットから落ちる毛が気になる方には、ぜひおすすめだ。
また、タンクに水と一緒に入れる床用洗剤を使用すれば、部屋中がいい香りに包まれる点も魅力だ。
急速充電によって、2時間ですぐ使用可能
「ブラーバ390J」には急速充電スタンドが付属している。
これを利用して急速充電を行うと約2時間でフル充電が完了する。
急速充電ではなく普通充電を利用した場合4時間程度かかるので、かなり助かることが多い。
筆者はブラーバの清掃能力が完璧なのでついつい毎日稼働させてしまうことが多かった。
その際にたった2時間でフル充電が可能なので、急な来客時にもすぐ清掃できる点が魅力だ。
ただし、急速充電スタンドは今回紹介している390jには付属しているが、別モデルである371jにはないので注意が必要だ。
全く気にならない静音性
掃除機といえば稼動時の音がうるさいものが大半を占める。
しかしこのブラーバは静音性が高く、稼働中も全く気になることがない。
実際に就寝時にも稼働してみたが、本当に稼働しているか逆に不安になる程であった。
総じて高評価が多いブラーバであるが、特に静音性については多くの方が高く評価している。
本当に静かです。
稼働させておくといつの間にか清掃を完了させて、元の場所に戻っているため全く気にならない。
その静音性は確かであり、アパートなどでも夜中に起動させても問題ないほどである。
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「iRobot ブラーバ」のデメリット
障害物に弱い
ルンバを使用したことがある方ならわかるだろうが、ルンバな非常に障害物に強い。
コード類や少し大きめの段差などは簡単に乗り越えて、清掃を継続してくれる。
しかし、ブラーバはルンバと比較すると障害物に弱い印象がある。
本来であればラグなどには乗り上げない設計になっているが、ものによっては乗り上げてエラーを起こしてしまうことが度々ある。
使用時は前もって、ラグや家具を避けたりしてエラーを避ける必要もあるかもしれない。
ただ基本的にはよっぽどの障害物がない限りは問題ないので、そこまで心配する必要はないだろう。
まとめ
いかがだったろうか。
ロボット掃除機の新しい形である次世代型「床拭きロボット」
中でもブラーバは静粛性、清掃能力、使いやすさともに完璧でありおすすめだ。
これまでペットの毛や皮脂汚れなどの頑固な汚れに悩んでいた方にはオススメの商品だ。
床の拭き掃除を劇的に変えるために、是非検討してみてはいかがだろうか。